テニスラケットなど素振りは筋トレか有酸素運動か!消費カロリーは?
素振りはシンプルでありながらもダイエット効果があるとして推奨される方もいます。
素振りには野球バット・竹刀・木刀・ゴルフクラブなどいろいろと種類があり、何れにおいても動作に関しては概ねのイメージを持っている方が多いことでしょう。
これらの道具を使うスポーツに携わったことのある方(あるいは今も行っている方)にとっては実践しやすいのではないかと思います。
いったい各素振りにはどのような効果があるのでしょうか?
本記事では各種類の素振りのダイエット効果や方法を中心にお伝えしたいと思います。
素振りダイエットとは?
素振りダイエットとは名前の通り、各スポーツで使う道具を振ることを主体にしているダイエット法です。
素振りの動作は競技によって大きく異なりますが、繰り返しこの動作を行うことで素振りに使われる筋肉が刺激を受け続けるので引き締まるでしょうし、脂肪の燃焼につながるということで推奨されております。
野球の素振りのように腰をひねってお腹周りの筋肉を多く使う動作は、日常生活においてそこまで使われない部分も刺激されるので引き締まった体作りの味方となってくれます。
具体的には腹直筋・腹斜筋・腹横筋あたりが鍛えられることが期待できます。
素振りダイエットのやり方
それでは様々なスポーツにおける素振りの仕方を記載していきます。
野球バット
野球の素振りは多くの方が、見たことがあるでしょうからやり易いと思います。
そのイメージをよりはっきりとしたものにするべく、動画を参考にしてください。
ホームラン王を取ったことのある山崎武司さんと31歳11ヶ月の若さで2000本安打を放ち名球会入りした坂本勇人さんの動画を紹介しておきます。
剣道の竹刀
【地獄の4分】素振りHIITで“剣道強化!短時間の脂肪燃焼筋トレで打突力UP!)
剣道の竹刀を用いての素振りです。
動画は九州学院高校時代に6冠を達成した梶谷彪雅さんの素振りです。
HIIT(高強度インターバルトレーニング)になっており、タイトルのように脂肪燃焼にも効果があるので、実践されると効果を実感されやすいのではないかと思います。
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木刀
先ほどの竹刀が木刀になった場合はちょっとやり方が変わってきます。
どのような木刀を選ぶのかで負荷は変わってきますが、基本は同じです。
木刀を振りかぶって右足を出し、膝の高さまで振り下ろして左足を引き付け、木刀を振りかぶって左足から下がって振り下ろしながら右足を引き付ける、これを繰り返しましょう。
力を入れるのは止める瞬間です。
ご参考までにamazonで木刀を購入することができます。
テニスラケット
テニスの素振りをする場合の正しいやり方は動画を見てもらうと分かりやすいでしょう。
動画だけでもほとんど理解できるでしょうが、ポイントとしては慣れていない間はあえて一振りを5秒くらいかけて行うようにして慣らしていくことから始めて下さい。
バドミントン
バトミントンの素振りについて紹介している動画です。
バトミントンのラケットはかなり軽いのでバランスがとりやすいですが、その分負荷がかなり小さくなります。
ポイントは腰回りのひねりを使うことですので、腕にのみ頼るのはNGとなります。
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ゴルフクラブ
ゴルフクラブを使っての素振りのトレーニングはなかなかユニークになります。
動画では安定させるためにバッドや軽い棒を使って素振りを行っているようです。
ゴルフのスイングはあらゆる素振りを伴う競技の中でも高難易度です。
頭の位置がずれないようなスイングができるように動画を参考にして下さい。
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卓球
卓球の素振りはラケットがかなり軽いので、ゴルフなどよりは難易度は低めです。
しかし、しっかりとしたスイングをしたいのなら、腰をひねって体全体を使って素振りをしましょう。
右利きを前提とした場合の基本は右足を左足よりも下げて、打つ瞬間に右足を動かしから左足に体重移動をさせてインパクトさせることにあります。
左利きの方の場合は、この逆になります。
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タオル
タオルを使ったスイングはいろいろとありますが、動画のものはゴルフを意識したものです。
素振りが最も難しいゴルフは長めのタオルを用意して片方を結んで重りにして、しなりを意識しながら行われると良いでしょう。
腰のひねりを加えないと、このしなりは発生しないのです。
野球バットによる素振りの消費カロリーは?
皆さんが素振りといわれた場合に思い浮かぶ確率が高い野球の素振りについていろいろと考えてみましょう。
まず、この素振りの消費カロリーはどうなっているのかです。
ちょっとした資料を見てみると野球のバットを使って1時間ほど素振りを続けた場合800kcal程度の消費カロリーになるという驚きのデータもあります。
これはどのくらいの頻度でスイングをしているのかというデータがないので、何とも言えません。
それとはまた別の情報でバッティングセンター1ゲームがだいたい40kcal程度といわれているので、1スイングあたり2kcal程度なのでしょう。
10秒で1スイングと考えて1分6スイング、1時間で360スイングだとすると消費カロリーは720kcal程度になります。
こちらのほうが現実的な数字なのではないでしょうか。
簡単に記載しておりますが、1時間も素振りをするのははっきり申し上げてかなりきついです。
初めて実戦される方が挑戦してもきっと持たないでしょう。
バットの素振りでは体幹も鍛えられる?
バットの素振りでは体幹が使われるので、鍛えられると言ってよいでしょう。
なお体幹(お腹の中心部付近)を意識する事で、体幹を優位に使えるようになりますので、より効果が高まるでしょう。
バットやラケットなどの素振りは筋トレか有酸素運動か?
素振りダイエットでよく議論になるのが、この動作は有酸素運動に該当するのか、それとも筋トレに該当するのかというものです。
素振りの場合はスイング動作を1回ずつ行うものであり、ジョギングや水泳のように持続的に行われるものではありません。
あくまで動作を連続で行ったとしても瞬間的なものを重ねるだけなのです。
遅筋は脂肪をエネルギーとして持久力に用いられます。
筋トレのような主観的な筋肉は速筋になります。
これを踏まえてこの素振りはどちらかということを考えると、速筋を使うと考えられるので、筋トレに近いと言えるでしょう。
もちろん、何回も繰り返すので消費カロリーは増加しますが、速筋は糖質のエネルギー利用が高まりますが脂肪燃焼は行われにくいのでダイエット効果は低いと考えられます。
しかし、素振りは速筋を使ってはいますが筋トレレベルの高負荷をもたらしてくれるわけではないので、筋肉を大きくするには向いていないでしょう。
つまり、有酸素運動とは言えず筋トレに近い運動になっているが筋トレほどの効果もない特殊なものとなっているのです。
素振りで鍛えられる部位は?
素振りで鍛えられる部位はどのように素振りをしているのかで変わりますが、腰をしっかりと使っている方なら、シックスパックと呼ばれる腹直筋が鍛えられます。
体が後ろに反らないようにするための踏ん張りにも用いる筋肉なので素振りでよく使われるのです。
それ以外にはお腹周りの側面にある腹斜筋やインナーマッスルの腹横筋が鍛えられるでしょう。
アウターマッスルとインナーマッスルが鍛えられますが、しっかりと腰を使ってスイングをしないと効果が出ないので要注意です。
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素振りのダイエット効果は?
素振りはお腹と腰のひねりがあり、二の腕や背中もある程度は刺激をするのでダイエット効果もそれなりにあります。
しかし、きれいな体を手に入れる場合は左右両方の素振りが必要になるので難易度は高いです。
また、本気で素振りをする場合は体力も使うので1時間も実行するのは困難でしょう。
こういったことから、体の一部において引き締め効果はあるかもしれませんが、痩せるという観点においてのダイエット効果はあまり高くはないという感じです。
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素振りの前に準備運動をした方が良い?
素振りダイエットでは負荷が大きい素振りの場合は筋トレにも近いものがありますので、やはり準備運動をした方が良いでしょう。
素振りダイエットのようなスイング動作は持続的に行われるものではないので有酸素運動とも言えませんし、どちらかというと速筋を鍛える筋トレに近いものに該当しますので、怪我防止のためにも準備運動を行った方が良いでしょう。
特に、素振りを普段からほとんどしていなかった方においては使わない筋肉を多く刺激することになりますので、準備運動を怠ると怪我をする可能性もあります。
刺激する部位に効果があるストレッチを実行するようにしましょう。
ストレッチそのものにもある程度のダイエット効果がありますので、事前準備として行う癖をつけてくださいね。
最後に
以上、いかがだったでしょうか。
今回は素振りダイエットについてお伝えいたしました。
素振りは体をある程度鍛える作用はありますが、正直ダイエットには不向きといえます。
有酸素運動と筋トレの中間の位置にあるものですし、その競技の技量が必要な人ならいいですが、それ以外の方の場合はあまりおすすめのダイエット法とは言えないのかなと思います。。
本気で痩せたいという方で運動を主体としたいという方は、柔軟⇒筋トレ⇒有酸素運動の3種類の順番で実行するようにしましょう。
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