チョコレートでダイエットは嘘なのか効果はあるのか?
チョコレートダイエットなる不思議なダイエットがあることをご存知でしたか。
これはカカオの効果で成功するという噂が流れたものであり、半信半疑になっている方も多く、嘘だと感じている人も多いダイエットとなっております。
そこで、今回はチョコレートダイエットについお伝えします。
チョコレートでダイエットなんて嘘?
チョコレートダイエットはチョコレート=太るという概念を覆したダイエットとなります。
しかしチョコレートはダイエットの敵である高カロリー食品なので、一般的には信じられないものと言えるでしょう。
確かに、お菓子として普通に売られている甘いチョコレートの場合はただ単に太ってしまうだけなので、ダイエットは嘘だとついつい思ってしまいますよね。
ミルクチョコレートのような砂糖が大量に入っているものは普通に考えてもダイエットの天敵であり、それらのチョコレートではダイエットで利用することはできないと考えるのは正解です。
ということは、それらの砂糖が大量に含まれているものではないチョコレートであればダイエットに向く可能性があるということになりますよね。
実はこれ、最近何かと健康に良いと話題のカカオ含有量が多いチョコレートを利用したダイエットなのです。
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楠田枝里子さんがチョコレートダイエットの火付け役?
チョコレートダイエットはずいぶん昔から存在してはいましたが、これが大衆的に有名になったのは楠田枝里子さんがチョコレートダイエット本を出版したことが間違いなく関係しております。
2004年の本なのでちょっと古いものとなりますが、このころにはこのチョコレートダイエットはある程度確立されていたのです。
ちなみに、ネット通販大手のアマゾンでも取り扱っております(チョコレート・ダイエット)。
この本の中身をいくつか抜粋すると、チョコレートはカルシウムや鉄分、そしてマグネシウムなどのミネラルが豊富でありストレスへの抵抗力を高める作用もあって食前に摂取することで食事量が減らせるといったことが書かれています。
成功のポイントはカカオ?
チョコレートダイエットの大きなポイントはカカオの作用にあります。
まず、カカオにはカカオポリフェノールという成分が多く含まれており、この成分は新陳代謝を上げる作用やイライラ感といったストレス緩和作用に効果があり、血糖値が上がることから満腹感も感じやすくなると言われているのです。
さらに、カカオは食物繊維が含まれていることから便通改善効果もあると言われています。
ただし、これらの効果を効率的に得るためにはカカオの含有量が多ければ多いほど良いのでどのくらい含まれているかによってダイエット効果が出る・出ないが変わってくることでしょう。
最近では高カカオチョコレートブームが発生しているのでカカオ含有量が70%以上の商品もたくさん取り扱うようになっているので、これ等の商品から選ぶようにするといいでしょう。
基本は70%以上としてください。
効果について
チョコレートダイエットにおけるチョコレートの効果はポリフェノール作用で血行促進が発生して代謝が良くなり痩せやすくなること、食前にチョコレートを食べる事で食欲を抑えやすくなること、ストレス解消効果があるのでダイエットによるストレスを減らしやすくなることがあります。
他にもガン予防に繋がるという説や血圧がもとと高めの方により効果的だという説もあるようですね。
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カロリーは?
市販品の明治ミルクチョコレートの場合1枚が65gでカロリーは363kcalになっています。
一口サイズの28枚入りのものは140gで784kcalですね。
ものすごいカロリーです。
次に、明治のチョコレートでカカオが72・86・95%のチョコレートのカロリーを確認しましょう。
下記をご覧ください(100gの値)。
カカオの量 内容量 エネルギー ポリフェノール
72% 100g 569 2703mg
86% 100g 609 3382mg
95% 100g 603 3448mg
意外な結果が出ていますが、カカオ含有量が多くなってもカロリーは減っていません。
むしろ増える傾向にあるようです。
そのため、摂取量には気を付ける必要があるのはカカオ含有量に関わらず同じであるということが分かります。
食べ過ぎたら間違いなく太ってしまうでしょう。
また「独立行政法人 国民生活センター」による「高カカオをうたったチョコレートの結果報告」で高カカオチョコレートはカカオの含量が多いことから、脂質が多くエネルギーは相対的に高いという注意喚起をされているので、おそらく高確率で事実なのでしょう。
そのため、高カカオチョコレートは「1日5カケ」までという指示まで出ているようで、たくさん食べることは、やはり危ないということを覚えておくといいでしょう。
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食べる量など具体的なダイエットの方法は?
チョコレートダイエットの方法には諸説あります。
例えば前述したとおり高カカオチョコレートは「1日5カケ」でだいたい25g程度に抑えるようにするというものや、一日3回、合計で50gのチョコレートを食べるようにするといったものですね。
ただし、基本はカカオ含有量が70%以上であることは変わらないので、そこは確実に守るようにしましょう。
あとは、このカカオを朝食、昼食、夕食の前に食べるようにして、満腹になりやすくして食事の量も減らすことが大切となります。
ただし、高カカオチョコレートはカカオの含有量が多いので、糖分は基本的に低くなりますが、脂質が多くなっているので高カロリーであることは覚えておきましょう。
おすすめのチョコレートは?
基本はカカオ含有量が多いチョコレートとなります。
市販で売られているもので最も有名なのは明治さんの「チョコレート効果カカオ72%」ですね。
それ以外にも86%や95%なんていうものもあります。
95%クラスになるとおそらく苦みをかなり感じるようになるので、下手をすると食べられない可能性ありです。
そのため、初めてカカオ含有量が多いものを選ぶなら70%を少し超えたものにしたほうがいいでしょう。
高カカオチョコレートは一般的なチョコレートよりも独特な味や香りがするため苦手な人には本当に食べられないことが多く「ごめん、食べられない無理」と拒否された経験も筆者はかなりあります。
また、メーカーは変わりますが森永さんからも「Cacao70」のような70%以上のチョコレートを取り扱っているのでこちらでもおすすめでしょう。
その他、森永さんから88%といった相当大量にカカオが含まれているものを用意しているので、自分の口に合うものを見つけるようにしてください。
メーカーで結構味が違うのでチョコレートダイエットにひかれた方はいろんなメーカーのものを試すのもいいでしょう。
口コミは?
これは話題性抜群だったので口コミも結構あります。
具体的にはこちらの「FIT earch(https://sportsclub.nifty.com/ft_diet/0410250105/kuchikomi/)」をご覧ください。
チョコレートという絶対に太るといわれていたものがダイエットに使えるという情報はインパクトが強かったので実行者が急増したようです。
口コミを見ると「2週間で2kg減った」とか「1ヶ月で1kg減った」といった情報がありましたので、効果はあることが伺えます。
甘いチョコレートではなくカカオ99%といった非常に渋いチョコレートを使いますので、甘いチョコレートが好きな人にとってはかなり違和感の強いダイエットとなっております。
必ず実行前に味の評判も見ておきましょう。
チョコレートを食べ過ぎると?影響は?
チョコレートを食べ過ぎた場合、例えカカオ含有量が多いものであったとしても太ります。
確かに、カカオバターの脂肪分は吸収率が低く体脂肪になりにくいとは言われておりますが、食べ過ぎた場合はその限りではないので太ると考えたほうがいいでしょう。
そのためチョコレートダイエットは置き換えダイエットとは違います。
必ず一日50g以下を守るようにしましょう。
誤って市販の甘いチョコレートでダイエットをしてしまうとただ単に太りやすくなるだけなので、かならずカカオをたっぷり含んだものを食前に食べるようにしてくださいね。
それ以外にも過剰摂取をしてしまうとコルチゾールが大量に分泌されるようになるので、頭痛や集中力の低下といった作用が出る可能性があります。
また、カフェインも含まれているので寝る前に食べてしまった場合眠れなくなる可能性もあるでしょう。
そのため、食べるタイミングにも注意してください。
最後に
以上、いかがだったでしょうか。
今回はチョコレートダイエットについてお伝えしました。
チョコレートダイエットは食前にチョコレートを食べるだけの非常に手軽なダイエットになりますが、代謝が上がるといった作用を考えた場合、最大効率を得るならば運動を合わせたほうが間違いなく効果的でしょう。
実際に、失敗報告もかなりの数があったので本気で痩せたい場合は、やはり食事制限と運動をきちんと行いつつ実行するようにしてください。
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