炭水化物抜きなどダイエットでのイライラの原因と解消法
ダイエットにイライラはもはやつきものといった考えが一般的になっており、最悪の場合、やけ食いを起こし太ってしまうことがあります。
ですのでイライラする原因や解消法を多くの方が求めているようです。
せっかくダイエットに取り組み、痩せ始めても、イライラしてやけ食いして、逆に太ってしまっては元も子もないですね。
そこで、本記事ではダイエットでイライラする原因と解消法を中心にお伝えしたいと思います。
ダイエットでイライラするとやけ食いしちゃう?
ダイエット中は空腹になりがちですが、イライラは糖分が不足して低血糖状態になっていることで引き起こされることも多く、脳が「糖分を補給しろ!」と体に命令を出し始めるのです。
こうなると満腹中枢といった部分も普段より活発に刺激されるようになるのでひたすら食べ物を求めるようになります。
この時、脳から出ている命令は「栄養補給をしろ!」というもの以外に「体が満腹になるまで食べさせるようにしろ!」というものまで出ているので、満腹まで食べさせられてしまいます。
これがいわゆるイライラによる「やけ食い」というものです。
また、視床下部からの指示ではなくても体にストレスがかかり続けると、脂肪を溜め込みやすくなるコルチゾールというホルモンが大量に出現し、食欲抑制ホルモンのレプチンの動きを阻害します。
こうなると高確率でやけ食いが発生するのです。
このように体が満腹になるまで食べさせるシステムが構築されているので、やけ食いが発生してしまうのです。
これは人間がこのように作られているので、逆らうのがきついのは当然のことと言えるでしょう。
失敗した人が意志が弱いというよりも、人の体がこのように作られてしまっていることが原因なので、どうしようもない部分もあるのかと思われます。
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ダイエットでイライラする原因は?
ダイエットでイライラする原因は実はかなりあります。
箇条書きにして記載すると下記になるでしょう。
・無理な食事制限にイライラする
・好きな食べ物を我慢していることにイライラする
・栄養不足になっているのでイライラする
・必須アミノ酸不足で睡眠不足になりイライラする
・結果が出ない現実にイライラする
このようなところが記載できるでしょうが、おそらくダイエットをしたことがある人はこれらの原因でイライラがつのった経験があるのではないでしょうか。
特に、食事制限系のダイエットを取り入れている方は栄養不足になりやすいのでセロトニンが分泌されにくくなって睡眠不足になってしまい、ストレスが溜まり、さらにそこから色々と痩せる為に我慢しなければいけないことでイライラが止まらない状態になります。
ここまで努力しているのに体重が全く減らない状態になると、堪忍袋の緒が切れる状態になってしまって、突発的にダイエットを止めたくなってしまうのです。
このようにストレスの連鎖が始まってイライラが募るのがダイエットの特徴となります。
食事制限系のダイエットやかなりきつめの運動が入っているダイエットはこのように負の因子がたくさん詰まっているので、イライラが溜まってしまうのもしょうがないかもしれません。
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炭水化物抜きだとイライラしやすい?
糖質制限ダイエットなどで炭水化物をひたすら減らしている人は多いと思います。
このダイエットは確かに即効性がありますが非常にイライラしやすいです。
炭水化物を抜きにするということは糖質を抑え込むということになるので、パン・お米・麺類といった物を食べなくなります。
細かな仕組みについては先ほど説明しましたが、炭水化物を抜いてできる限り糖質を減らす努力をすると、血液中の糖の濃度が下がります。
極端な食事制限は血糖値が急速に下がるようになるので、この血糖値減少を抑えるために脳がイライラを発生させて体に「なんとかしろ!」というサインを出し始めます。
つまり、炭水化物抜きダイエットのような糖質制限が基本のダイエットはイライラがすごいダイエットに該当するということになるのです。
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置き換えダイエットはイライラしやすい?
置き換えダイエットも仕組みはある程度一緒です。
置き換えダイエットによって糖質がひたすら制限されるタイプのものは、血糖値が低下しやすくなるのでイライラが増加します。
それ以外にも、置き換えダイエットのような食事制限系のダイエットは好きなものを食べられない確率が非常に高いので、食事が楽しみな人にとってはそれがかなりの負担となるでしょう。
さらに、同じ種類のものをひたすら食べ続けるような置き換えダイエットだと、ずっと続けているうちに「飽き」がきてしまい、我慢しながら食べるという気持ちが一気に高ぶります。
こうなると負のスパイラルに突入するようになるので、ダイエット=苦行と感じ始めるようになり、ストレスが高負荷となってしまうでしょう。
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イライラ解消法は?
糖質制限系のダイエットの場合でもちょっとの糖質を摂取した方が良いと思います。
空腹でイライラしているのならこの糖質補給が一番です。
あめ玉でもいいので甘いものを摂取しましょう。
ただし、あめ玉1個では抑えることができないので、続けて3個くらいはなめるようにしましょう。
これで幾分かはマシになるかと思います。
あとはセロトニンを分泌させやすくするためにも噛む回数を増やすのも良いでしょう。
噛む回数を増やすと気分を安定させてくれる幸せホルモンセロトニンが多く分泌されるようになるので、イライラしにくくなります。
とにかく栄養不足によるイライラと我慢し続けることによるイライラが集まっていくので、ちょっとした栄養補給と軽い糖質をおすすめいたします。
カルシウムやビタミンもイライラ解消に有効?具体的な食べ物は?
仕事や人間関係で精神的にストレスが溜まっていっている状態の人は交感神経が副交感神経より過剰に活動している状態といえるので、自律神経に大きな乱れが出ていると判断できます。
この場合は、副交感神経と交感神経のバランスをとれる栄養素が役に立つのです。
その栄養素とはカルシウムやビタミンB1、ビタミンCやタンパク質やDHAとなります。
食べ物だと豚肉・生ハム・うなぎ・ベーコンなどがビタミンB1を含んでいますし、ビタミンCを補給するならピーマン・ゆず・パセリ・レモン・ケール・柿・モロヘイヤ・イチゴなどが該当し、カルシウムは乳製品やエビやカニや魚類によく含まれます。
DHAも魚類が基本です。
タンパク質は豆腐などの大豆類や肉類や魚類です。
これがホルモンバランスの乱れによるイライラの場合はセロトニンが不足している傾向にあるので、必須アミノ酸の一つであるトリプトファンを摂取したほうがいいでしょう。
食べ物からの摂取は大豆食品に含まれているので納豆や豆腐を食べるといいでしょう。
カツオや赤身のお肉、レバー類にも含まれています。
ダイエットを成功させる秘訣は?
現代日本では太りやすい環境が整っているので、避けることができない人もいるでしょう。
そのため、成功させる秘訣としていえることは停滞期を作らないようにダイエットができるか、それともイライラが我慢できるうちに終わらせられるかどうかです。
はっきり申し上げてしまうとダイエットは苦行と感じる方が多いです。
楽しくありません。
「楽しく!」とか「簡単に続けられる!」とか「味に飽きが来ない!」というのは人それぞれの感想であり、自分がどう感じるかはやはり人それぞれなのです。
そのため、殆どの方が楽しいと感じるものでも苦しいと感じてしまうかもしれません。
特にダイエットに関してはその傾向が強いと言えるでしょう。
このような苦行を乗り越える方法は、できる限り期間を短くするか負担を軽くすることでしょう。
ダイエットの期間が長ければ長いほど苦行の期間が伸びるので、苦行のレベルが高いものを長時間体行うのは避けたほうが良いです。
つまり、1週間のような短期的に行うものか、負担が小さい停滞期が訪れないものを長期的に行うかをよく考えて選ばれると良いでしょう。
個人的におすすめは負担の小さめのものを長期的に継続し、やがてそれに慣れるのが最良と考えます。
ダイエット中のイライラ解消につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
feely ダイエット中に起こるイライラ!解消方法や対応方法を把握することが重要!
最後に
以上、いかがだったでしょうか。
今回はダイエットとイライラの関係について紹介し、どうしたらよいのかまで考察してまいりました。
やけ食いが発生してしまうのは、人間の体がそのように出来上がってしまっているのでしょうがない部分が強いのです。
人によっては「人間は食事制限に向いていないからやめたほうが良い」と断言する方もいるので、このように仕組みを理解すると納得できるところもあるのではないでしょうか。
だからといってあきらめるわけにもいかないのが現実なので、できる限り負荷が軽くて続けられるものか、高負荷でも短期間である程度の結果が出るものを選ばれるのがよいのではないかと思います。
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