ヨーグルトはダイエット中の便秘に効果的?薬で解消はOK?
ダイエットにおいて大敵となるのが便秘です。
便秘になってしまうとダイエット効率は格段に低下します。
そのため、解消するための色々なレシピを参考にした食事やサプリに頼る人も多いでしょう。
お茶が便秘に効果的という声もありますので、そちらを試す人もいます。
食事制限中心のダイエットでは食物繊維が不足し便秘が起きてしまうというのは良くあることです。
そうなるとダイエットへのモチベーションが下がってしまったりするので、早々に解消させてしまいたいですね。
本記事ではダイエット中の便秘解消法についてお伝えしたいと思います。
ダイエット中の便秘解消法
食事について
便秘解消に必要なことは食材を選ぶことにもありますが、単純な水分不足や栄養素不足も考えられますので、水分補給と健康に生きるために必要な栄養素の補給はしっかりと行ってください。
そのうえで便秘解消をしたいという方は、排便リズムを回復させるために食物繊維をしっかりと摂取したほうがいいでしょう。
しかし、この食物繊維にも2種類があり、片方の種類にのみ偏っている摂取の仕方は便秘を逆に引き起こす可能性があるので注意してください。
その食物繊維の種類とは不溶性食物繊維と水溶性食物繊維です。
不溶性食物繊維を多く含む食品はキノコ類や野菜類、果物や豆類なのでダイエット中の方はこちらの食物繊維は多く摂取しているでしょう。
問題なのは水溶性食物繊維で、これは里芋・わかめ・昆布・大麦などのある程度意識しないと摂取されない可能性がある食べ物なのです。
特に、現代日本人の和食離れは深刻なので昆布やわかめを摂取しないという方も多いでしょう。
水溶性と不溶性は1対2となるようなバランスで摂取する食事を意識してください。
サプリについて
便秘に効果がある便秘薬というのはいろいろと売られておりますが、そこまで即効性はなくてもじっくりと効果を発揮してくれるようなサプリメントならばいくつか売られております。
その筆頭が「ビフィーナS」や「アレルライトハイパー」といった乳酸菌サプリでしょう。
これらのサプリメントは便秘薬と違って即効性はありませんが、腸内環境を改善することで便秘を解消する効果を狙っているサプリメントです。
乳酸菌サプリメントはいろんな種類が売られており、選ぶ側がかなり混乱する状況になりつつありますので、口コミを出来る限り調べて効果があるのかどうか確認したい上で試してみるしかないでしょう。
即効性がないためある程度の期間を試す必要はありますが、商品評価を見た限りは効き目があったという方は多数おりますので、ダメもとで試してみるのが一番となります。
お茶について
一部のお茶には便秘解消効果がありますので、便秘で悩まされている人にとってはそれなりに使う価値のある飲み物となります。
しかし、センナ系の下剤成分がはいっているお茶は人によってかなり強烈な作用をもたらしてしまうので、注意してください。
むしろ下痢になる恐れがあります。
そこまで激しい下痢は引き起こさないけれど便秘に効果があるというお茶を求めている方は、食物繊維が多いお茶がいいでしょう。
具体的にはごぼう茶・黒豆茶・ギムネマ茶といった水溶性食物繊維を含んでいるお茶です。
前述したように、不溶性食物繊維は意識して摂取する人が多いのですが、水溶性食物繊維は不足する人が多いので、このお茶で便秘解消となる人もかなりいます。
他には緑茶やハイビスカスティーのようなビタミンCが含まれているお茶やプーアール茶やマテ茶のようなマグネシウムが含まれているお茶も便秘解消効果があります。
ヨーグルトについて
便秘のお話をすると高確率で「便秘に対してはこれが効果があります!」と紹介されるのがヨーグルトです。
ヨーグルトには腸内にいる悪玉菌の動きを抑え込んで、善玉菌を増やす作用が働いてくれますので、確かに便秘解消効果が高い食べ物となっております。
いろんな種類のヨーグルトが日本にはありますが、ほとんどのヨーグルトにビフィズス菌が含まれておりこのビフィズス菌は腸内で酢酸を作り出して悪玉菌を抑え込んでくれるのです。
お茶も効果的であることには変わりありませんが、とりあえず便秘気味の体質をなんとかしたいという方はヨーグルトを毎日食べるようにしてみましょう。
便秘薬について
便秘薬を使うのも間違いなく有効ではありますが、頼りすぎることでその刺激に慣れてしまって効果が出にくくなってしまう恐れもありますので、多用は厳禁と考えます。
たまに使うのであれば頼りにはなりますが、頻繁に使うのであれば自分の腸内環境を整えることから始めたほうがいいでしょう。
常に便秘気味ということは体に何らかのトラブルを抱えているということなので、そのトラブルを解消することから始めないと、薬漬けの身体になってしまいます。
ダイエット中の便秘解消におすすめのレシピ3選
ダイエット中に便秘解消につながるようなレシピを最後に3つほど紹介いたします。
便秘だからといって何も食べないのは逆にNGなので、便秘に対して効果的な料理を食べて解消しちゃいましょう。
①食物繊維たっぷり♪切干大根とお豆のサラダ
【材料】(4人分)
切干大根35g、ミックスビーンズ130g、ハム3枚、☆砂糖大さじ1、☆醤油大さじ1、☆胡麻油 大さじ1/2、☆酢大さじ1、☆レモン汁 大さじ1/2、☆生姜すりおろし1/2かけ、白すりごま大さじ1強
【作り方】
1.切干大根を水で20分位つけてもどす。ハムはせん切りにしておく。
2.ボウルに☆を混ぜ合わせ、①の水気を良く絞った切干大根とミックスビーンズ、ハムをあえる。
3.白すり胡麻を混ぜ合わせ出来上がり♪
不溶性の食物繊維を摂取するためのレシピとなります。
カルシウムや鉄分、ビタミンや食物繊維の補給ができますし作り置きも可能なのでお勧めの一品です。
出典:cookpad https://cookpad.com/recipe/1335143
②おからの炊いたん(卯の花♪)
【材料】(4人分~)
おから200g、玉ネギ1/4~1/2玉、干し椎茸2枚、にんじん3㎝、こんにゃく50g、ネギ適量、
◎砂糖大さじ3、◎しょうゆ大さじ3、◎みりん 大さじ1、椎茸の戻し汁+出し汁300~500cc、
サラダ油大さじ2、ねぎ(小口切り)適量
【作り方】
1.干し椎茸は水に戻して(戻し汁は捨てないでね)、具はみじん切りに、青ネギは小口切りにします。
2.サラダ油大さじ2(分量外)で玉ネギが透き通るまで炒めます。
3.他の具を入れて炒めます。
4.おからを投入~♪パラパラになるまで炒ります。
5.椎茸の戻し汁、出し汁、◎の調味料を入れて汁気がなくなるまで煮ます。
6.最後にネギ(白ネギでもOK)を入れて軽く火を通してできあがり。
おからは便秘解消効果も強い食べ物ではありますが、ある程度料理をする必要がある食材なので、このように調理してしまうのもいいでしょう。
ただし、ダイエット中に食べると考えた場合、砂糖の量は減らすなどの工夫を追加してください。
出典:cookpad https://cookpad.com/recipe/466090/
③騙されたと思って作ってみて★えのきわかめ
【材料】(2人分)
えのき1袋、乾燥わかめ1握り、マヨネーズ大さじ2、醤油小さじ1、鶏がらスープ粉末小さじ2
、ごま油 小さじ1
【作り方】
1.乾燥わかめとえのきと水を容器に入れてレンジで2分温め水をよく切る。
2.調味料全てを入れてぐるぐる混ぜれば完成♪
こちらは水溶性食物繊維が補給できるレシピです。
中華料理屋の味が再現できるというなんとも独特なレシピではありますが、かなり人気のある一品ですので題名通りに騙されたと思って作ってみてはいかがでしょうか。
出典:cookpad https://cookpad.com/recipe/377670/
便秘がダイエットに与える影響は?
便秘は体重の増加に密接的な関係にあるということはすでに承知のことでしょう。
実際に、便秘気味の方が便秘解消を実感できるような状況になっただけで、2~3kg程度は痩せるケースが多いようです。
便秘になると便が腸内にとどまって腐敗していくことで、便に含まれている老廃物が体内に取り込まれるようになってしまい、本来ならば体の必要な場所にいきわたる栄養素が脂肪に蓄積されるようになり、皮下脂肪や内臓脂肪となってしまうといわれているのです。
この内臓脂肪や皮下脂肪というのは一度くっついてしまうとなかなか落ちませんので、体重が減少しにくい体になってしまいます。
つまり、便秘気味の人は便の詰まりによって脂肪が付きやすい体になっているため、改善できないで放置してしまうと太ってしまう確率が高いということです。
このように体重と便秘は無関係ではないのです。
食事量が少ないと便秘になりやすい?
便秘の原因として現代日本人にかなり多いのが小食です。
食事の量が少なすぎるという人は便としてのカサが増えないので、便を出す必要性も低下するため、便秘になってしまいやすいです。
出すものがないのならば便秘になってしまうのも当然でしょう。
便の量が減りすぎると押し出す力も低下してしまうので、便秘になりやすいと考えると良いでしょう。
もちろん、摂取量そのものを減らしているのであれば出る量は少なくなりますので多少の便秘は許容範囲として考える必要がありますが、1週間といった長期間出ない状況は異常なので注意しましょう。
ダイエット中の便秘解消につきましては次のサイトも参考にしてみて下さい。
アイメッド 間違ったダイエットは便秘の原因に!便秘を改善して効率的なダイエットを
最後に
以上、いかがだったでしょうか。
今回はダイエット中の便秘解消方法をいろいろとご紹介いたしました。
単純な便秘解消法ならば薬に頼ってしまうのが一番なのでしょうが、薬に頼りすぎるというのはコスト面でもマイナスとなるものなので、出来れば体質を改善して便秘になりにくい状態を保ちたいものです。
腸内環境を変えるといった改善方法は多少時間がかかってしまうかもしれませんが、コツコツと毎日続けることが一番のポイントとなるでしょう。
※この記事に関しましては当サイトの監修ドクター「工藤孝文先生」の監修ではありません。 |
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