ダイエットでのリバウンドの原因は過食か!繰り返しだと太る?
ダイエットを成功した人にとって最も気を付けなければならないのがリバウンドで、色々と研究された結果、その原因及び対策・防止方法といったものが提示されるようになりました。
せっかく目標達成し喜んだのもつかの間、また元の状態に(場合によってはそれ以上に)戻ってしまっては全く意味がなくなってしまいますね。
本記事ではダイエットでリバウンドしない方法と、してしまった場合の対策を中心にお伝えしたいと思います。
リバウンドとは?
リバウンドとはダイエットを止めた後に、体重がダイエット前よりも増えていってしまうことです。
日本人ではダイエット成功者でも半数はこのリバウンドを経験していると言われております。
このリバウンドの最たるものは、ボクサーなどの体重制限があるスポーツ選手で10キロ近くダイエットが必要な方々ではないでしょうか。
無理なダイエットをしている方は体重審査を通過した直後に食事をすると、一瞬で体重が3キロくらい戻ってしまうことすらあるのです。
スポーツ選手の場合、健康体に戻すために体重が戻るのは納得できますが、体重が増えすぎて痩せようと努力して、なんとか結果を出し、健康体になったのにすぐに太って不健康な体になってしまうのは不本意かと思います。
ダイエットでのリバウンドの原因は過食?
ここでの過食の定義は難しいところはありますが、消費カロリーよりも摂取カロリーが大幅に上回った結果太ってしまうことが原因なので、これを食べ過ぎと考えるとしたら「過食」が原因であると言えます。
ずっと食べるのを我慢し続けたことで、目標に届いた瞬間に(あるいはその手前で)思いっきり好きなものをいっぱい食べたいという欲望が抑えきれずに、たくさん食べてしまうというケースが多々あるようです。
それ以外にも脳の満腹中枢を刺激する物質のレプチン分泌量がダイエット中は低下することで、満腹感が出にくくなってしまうことも食べ過ぎに影響しているでしょう。
ダイエットを止めた後もこの状態は続くので、予想以上に食べ過ぎるといった事態が発生するのです。
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リバウンドしやすい大きな原因は?
ダイエットに成功したのにリバウンドしてしまう原因は化学的に証明されております。
極端な食事制限といったものを伴うダイエットでは、体に少量のエネルギーしか入ってこない時に働く、エネルギー消費を減少させて体を維持する機能の「ホメオスタシス」というものが動き始めます。
「こんな機能なければいいのに!」感じてしまうかもしれませんが、これは長い歴史の中で、人類が勝ち取った生命維持の大切な働きなので、本来は非常に有り難いものではあるのです。
こうなると、エネルギー消費量を減少させて痩せにくい体になってしまうので、ダイエットが非常にきつくなってしまいます。
この機能はダイエットを終わった後でも結構続くので、食事の量をダイエット前に戻すと消費量が少ないため、一気に太ってしまいます。
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リバウンドしない方法は?
ホメオスタシスとレプチンによる悪影響によって、ダイエットに成功した人でもすぐにリバウンドしてしまう体になってしまいます。
しかし、このホメオスタシスが最大限に動き出すのは体重が1ヶ月に5%以上落ちた時と言われているので、一気に体重を減らさなければリバウンドはし難いと言えるでしょう。
他にも、ダイエット成功後にホメオスタシスとレプチンの悪影響は受け続けてしまうので、いきなり食事を戻すということはしないでしばらくは軽い食事制限を続けたほうがいいでしょう。
あとは、筋肉量が低下しないようにするためにも、タンパク質を摂取するようにして筋トレは行うようにしてください。
リバウンドの繰り返しはどんどん太る?
リバウンドをしない人とする人の差としてよく取り上げられるのが、消費カロリーを増やしたかどうかです。
消費カロリーを増やすダイエットを行った方の場合は、なかなかリバウンドをしない一方、摂取カロリーを制限することが主体のダイエットを行った人はリバウンドをすることが多くなります。
この最大の理由は筋肉量の低下や、急激な体重減少があった場合リバウンドしやすくなると言われているのです。
さらに言うと、リバウンドを何回も繰り返している人は、筋肉量が普通の肥満体型の人よりも圧倒的に少なくなっている可能性があるので、どんどん太りやすい体質になっていく可能性が大きいです。
筋肉が減った分、体脂肪が付きやすい状態になっている人は、リバウンドをしやすい体質になってしまっていると言えるでしょう。
どのくらいの期間体重維持すれば確実にリバウンドしない?
停滞期に陥らないようなダイエットをしている方なら、ダイエット終了時に食事量を多少増やしたとしてもそう簡単にはリバウンドはしません。
逆に停滞期になるような過酷なダイエットをしている方はしばらく意識して体重維持をしないと一気にリバウンドします。
この体重維持に関する意見はかなり割れていて、最低でも1ヶ月は維持するというものから半年は維持しないといけないというものまであります。
色々と説を見たところ、多かったのが3ヶ月は体重維持を行えばリバウンドはほぼしないという物でした。
先ほどの化学的な説明から逆算すると、レプチンの悪影響は1ヶ月は最低でも続くというものなので、3ヶ月というのは妥当なのではないでしょうか。
どのような痩せ方をしたかにもよりますが、運動主体の消費カロリーを増やすダイエットをした人たちはもっと短い期間でも大丈夫でしょうが、食事制限が主体の摂取カロリーを減らすダイエットをした人たちはこの期間が長くなる傾向にあります。
短期間のダイエットはそのときの苦しみが非常に大きいですが、短い間で済むというメリットから実行しがちですが、実は短期間のダイエットであればあるほど体が停滞期になってしまって消費カロリーが一気に減少している可能性が高いです。
そして結果的にダイエット中とも言えるような体重維持を3ヶ月程度意識して続ける必要性が出てしまうので、ある意味短期間ダイエットとは言えない状態になると言えるかもしれません。
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ダイエットでリバウンドした時の対策は?
リバウンドを防ぐ最大の方法は少しでも増えたら戻すことを意識することで、増えた状態のままにしてしまうと更に体重が増加しかねません。
逆に言えばリバウンドの兆候が出たのならすぐに、運動内容と食事の内容を見直して考え直すことから始めましょう。
また、ダイエットが終わった後でも毎日体重計に乗ることは健康状態把握のためにも大切になってきます。
増えているかどうかをチェックすることができるので、リバウンド対策としては最も効果的なものなのです。
そうは言ってもリバウンドしてしまうこともあるかと思います。
その場合はまずは気持ちの立て直しが大切です。
罪悪感や自己否定感などが出てしまうかもしれませんが、完璧な人間はいませんので、新たになぜダイエットしたいのか、体が引き締まった状態で生活することのメリットは何なのかなど頭を整理し、再びダイエット意識を高めていくことが肝要です。
少なくとも一旦はダイエットに成功(あるいはそれに近づいた)したわけですから、そのような自分を肯定的に捉え、「またやり直そう」という気持ちを持たれると良いかと思います。
ちなみに食事制限で痩せた方は筋肉量が思ったよりも低下していることが多いので、リバウンドを機に筋トレや有酸素運動もしっかり行うようにしましょう。
炭水化物ダイエットはリバウンドしやすい?
炭水化物ダイエットに限らず、食事制限によるダイエットはリバウンドをする確率が非常に高いです。
なぜなら、しっかりと制限を行った場合は急激に痩せることが多く1週間で3キロ以上減量に成功した人だっているでしょう。
しかし、先に記載しましたように急激に痩せれば痩せるほどホメオスタシスとレプチンによる悪影響が大きくなっていってしまうので、停滞期も長くなり、痩せた後のリバウンドも大変しやすくなります。
逆に1ヶ月に3キロ程度痩せるような消費カロリーを増やすダイエットの場合は、筋力量も低下しないケースが多いのでホメオスタシス機能が働くことも少なく、レプチンの影響も受けにくいのでリバウンドする確率が非常に少ないと言われているのです。
無理なダイエットは命にも関わる?
無理なダイエットから命の危機に発展する可能性もあります。
その最たるものがダイエットが原因でストレスが溜まりすぎて、拒食症や過食症になってしまって食べ過ぎや食べなさすぎに発展してしまったパターンです。
こうなると免疫力や筋力が極端に低下してしまうことが多くなり、あらゆる病気やけがになりやすくなってしまいます。
食事制限ダイエット系の落とし穴は、ストレスから拒食症や過食症になってしまうという危険性があることでしょう。
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リバウンドにつきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
リバウンドの原因と対策|ダイエットするとリバウンドする!?その理由とリバウンドを防ぐ重要な対策まとめ
最後に
以上、いかがだったでしょうか。
今回はダイエットとリバウンドについて検証してまいりました。
食事制限ダイエットは運動が主体のダイエットと比べると、時間がかからずに効果が出るものが多く、忙しい社会人には非常に受け入れやすいものとなっております。
運動を主体としたダイエットは綺麗に美しく痩せられると解ってはいても、実行することが難しいということもわかります。
毎日1時間運動できる人は稀でしょう。
くたくたで仕事から帰ってきて、そこから運動したいという気力がわかないのも当然です。
しかし、食事だけに頼ったなダイエットにはこのような落とし穴があるということも知って頂けたらと思います。
何とか適切な食事コントロールと少しでも時間を確保して運動を伴うダイエットを心がけてみて頂けたらと思います。
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