ダイエット中の立ちくらみやジョギングで貧血などの対策
ダイエットにおいて発生することが多いのが栄養不足で、貧血などの症状を引き起こしてしまうこともあるでしょう。
そのため、ダイエットをしている人は食事方法に十分注意し、場合によってはサプリを使うなど対策を講じる必要があります。
肥満の方のダイエットは健康面でも大いに推奨されることではありますが、誤った取り組みをして、健康に害を及ぼすようなことがあってはいけません。
何を言っても健康が第一です。
本記事ではダイエット中に起こる貧血の症状と対策を中心に記載したいと思います。
ダイエットで貧血!症状や原因は?
ダイエットをしている人たちは栄養不足になりがちです。
そのため、いろんな症状に悩まされるようになるのですが、その中でも頻度が多くなりがちなのが肌荒れや貧血でしょう。
ダイエット時の主な貧血の原因は非常にシンプルで栄養不足、特に鉄分が不足することにあります。
鉄分は血液中のヘモグロビンの成分になって酸素を体中に運ぶ作用があるのですが、鉄分不足になると酸素が運ばれなくなってしまい、「代償反応」を引き起こして無理矢理酸素を体に取り入れようとします。
そのため息切れや動悸が発生して立ちくらみが発生するようになるのです。
ちなみに、貧血にも種類があり、ダイエットでの鉄分不足が原因で発生するものは「鉄欠乏性貧血」と呼ばれ、60~80%の貧血はこれに該当するといわれております。
ほかにも、悪性貧血や溶血性貧血というものもありますが、ダイエットをして貧血が増えた方は鉄分不足をまず疑いましょう。
ダイエットのジョギングで貧血に?
栄養不足による貧血はあらゆる時に発生するものではなく、ちょっとした動作や条件を満たしたときに発生するものなのです。
栄養不足気味の方々は実際に運動をし終わった後や、している最中に貧血が多く発生することがあります。
つまり、食事制限を行って摂取カロリーをへらしつつ、さらに消費カロリーを増やすために運動を必死で行っている人は危ないかもしれないということになります。
人間は汗をかくときにどうしても汗と一緒に鉄分が失われてしまいますし、激しい運動になると毛細血管が破れることで内出血が発生し鉄分が失われます。
ランニングやジョギングもなれないで実行すると、足裏の毛細血管が一気に破れる危険性があり貧血になる可能性が上がるのです。
ダイエット中に貧血で倒れる前に対策を!
ダイエット中に貧血が出ている人は鉄分が不足して酸素がうまく循環していないサインです。
これを無視してひたすら栄養不足の状態が続くと、最悪の場合倒れます。
そうなる前に食べ物やサプリメントで鉄分の摂取を行ってください。
具体的にはあさり・しじみ・かつお・きくらげ・パセリ・納豆・ほうれん草などでしょうか。
鉄分には動物性食品に含まれるヘム鉄と、食物性食品に含まれる非ヘム鉄があり吸収効率が高いのは動物性のヘム鉄で非ヘム鉄は吸収効率が悪いので一工夫必要になるでしょう。
ビタミンCやクエン酸、タンパク質などを組み合わせることで吸収効率が悪い非ヘム鉄もうまく活用できるようになるようですので、覚えておかれると良いでしょう。
対策としておすすめのサプリメント
先ほどの食べ物から摂取するスタイルも間違いないのですが、ダイエットをしている人たちはいろいろと制限をしている生活になるので、食べ物からちゃんと摂取できない人もいると思います。
たとえば、置き換え系のダイエットの場合は1食分をまるまる置き換えるスタイルのこともありますので、そのようなタイプになるとほかの食事で栄養補給が必要になるのです。
しかし、そのタイプのダイエットは栄養不足になりがちですので、サプリを使う方がいいでしょう。
具体的に効率がよいといわれているサプリはヘム鉄が配合されて、ビタミンBやCなどの鉄分吸収効率が上がる成分も含まれているものです。
第2類医薬品「マスチゲンS錠」やさくらの森の「美めぐり習慣」あたりがよいと思います。
食事方法について
ダイエットの目的は本来なら痩せることではなく、健康になることです。
しかし、痩せることが主目的となってしまいますと健康からは遠く離れていってしまうので、無理な食事制限があるダイエットは自重した方がいいでしょう。
激しい運動をして消費エネルギーを増やすという方法もありますが、やり過ぎると赤血球が壊れ貧血になってしまうこともありますし、毛細血管が大量に破れることで貧血になることもあります。
適度な運動を主体にするダイエットで1月に体重の5%以下を痩せるようにすることが健康的となっていますので、長い目で見て活動するようにしてください。
健康なダイエットには有酸素運動がおすすめです。
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貧血対策におすすめの食べ物
先ほど解説したようにダイエット中でもしっかり鉄分が含まれているものを摂取する必要があります。
しかし、先ほど記載しましたように鉄分には動物性のヘム鉄と、植物性の非ヘム鉄があります。
ヘム鉄は吸収効率が10~20%なのですが、非ヘム鉄はかなり落ち込んで2~5%となってしまうのです。
このことを考えてもダイエット中ならヘム鉄を摂取する方が効率はいいでしょう。
ヘム鉄が摂取できる食材はアサリ・しじみ・どじょう・キハダマグロ、干しエビ・カツオなどになりますので、効率よく摂取してください。
レバーにもふんだんに含まれておりますが、苦手な人も多いと思いますので、食べられるものから摂取しましょう。
ダイエットは健康的に行うのが理想です。
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貧血だと運動しても痩せにくい?
貧血が多く発生する人たちはダイエットを成功させられる確率が低いという噂がずっとネット上に流れておりますし、昔から口頭でも広まっておりました。
これは実は医学的な立証があって、貧血になっている人というのは、血液中の赤血球の数やヘモグロビンの濃度が低下しており、ヘモグロビンの濃度が低下してしまうと体中に酸素を運ぶ効率までも一気に低下するようになるので、基礎代謝が低下してしまうということです。
体内の酸素が少なくなってしまいますと、脂質を分解する効果があるリパーゼの動きも鈍りますので、確実に痩せにくくなってしまいます。
これが今まで噂で言われ続けてきたことの真実なのですが、この消化酵素のリパーゼはダイエットをする上で活用した方がよいという情報がネット上にも非常にたくさんありますので、この酵素の働きがなくなるのは相当マイナスになると言えるかと思います。
なので、貧血気味な人はダイエット効率が確実に悪くなるのです。
ダイエットを考える前に、貧血がひどいという方は栄養の摂取の仕方について考えたほうがいいでしょう。
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立ちくらみも貧血の1つ?
よく議論になるのが立ちくらみと貧血の差です。
立ちくらみとは座っている状態から立ち上がったときにふらふらして気を失いそうになるような現象のことです。
これは起立性低血圧と呼ばれており、血液を脳へ送ろうとしていたけれど下の方にたまっていた状態だったので、うまく戻すことができなくなってしまったために発生します。
これは血圧の調整が主な原因です。
貧血は血圧が原因ではなくヘモグロビン不足が原因です。
こちらは酸素を運ぶことができなくなってしまったことでふらふらしてしまうようになるので、似ているようで異なっているといえるでしょう。
貧血は鉄分不足が主要因となりますが、立ちくらみは血圧が低くなってしまって発生しているので、適度な運動によって血液を効率よく循環させる筋力が必要となるのです。
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貧血とダイエットに関しましては次のサイトも参考にしてみて下さい。
HOT PEPPER Beauty 貧血とダイエットの深い関係
最後に
以上、いかがだったでしょうか。
今回はダイエット中の貧血についていろいろと考察して参りました。
ダイエット中に貧血が出る人は多いと思いますが、当たり前のものと思って放置するのは危険です。
特に、貧血が多発している人は体内酸素濃度が低くなりすぎているので、リパーゼの効果が確実に落ちており、効率も低下していることでしょう。
ダイエットのために無理をした結果、ダイエットの効率を落としてしまうのはもったいなさ過ぎますので、無理と無茶はしないようにしてくださいね。
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