コエンザイムQ10を含む食品やサプリと効果的な摂取量
コエンザイムQ10という言葉はCMで流れることがあるので、聞いたことがあるという人もいるでしょう。
効果や効能からダイエットにも有効と言われています。
サプリメントからの摂取が基本のようですが、副作用を気にしている方もいるようです。
あなたのとってコエンザイムQ10は活用する価値のある物なのでしょうか?
本記事ではコエンザイムQ10の効能やダイエット効果を中心にお伝えし、副作用にも触れたいと思います。
コエンザイムQ10の効能は?
コエンザイムQ10にはミトコンドリア(人間の細胞内でエネルギーの合成をおこなっている。例えば酸素を使って炭水化物を分解し、そのエネルギーを細胞内で使えるATPという形にしている)に取り込まれた脂肪酸をエネルギーに変換させる作用があるので、不足すると筋肉痛が発生しやすくなったり、疲労が溜まりやすくなってしまうのです。
若いうちはコエンザイムもたくさん存在しているのですが、老化が進むと減っていくので目に見えて回復力と持久力が減少していきます。
つまり、コエンザイムを摂取することで、疲れれにくく回復力の高い体にすることが期待できるようになるということです。
また、高い抗酸化作用もあるので、活性酸素の暴走を抑えて体中の老化防止に繋がります。
そのため、肌トラブル抑制にもつながり、人によっては美容と健康目的でこのコエンザイムを摂取している人も多いでしょう。
それ以外にも、関節を繋ぐ軟骨にあるコラーゲン生成効率を上昇させる力もあるので、関節痛が辛いという方にも効果が期待できるものとなっております。
あとは、抗酸化作用によって悪玉コレステロールの酸化防止も期待できるので、生活習慣病にも利用価値があるでしょう。
要するにまとめますと、内臓の働きを支えて臓器を活動的に動かす力、疲労回復が進みやすくなり体力の低下を防ぐ力、エネルギー不足になりにくくして疲れにくい体にする力、老化防止作用がありアンチエイジングに繋がる力、生活習慣病を予防する力、関節痛といったトラブルを防止する力があるということになります。
改めて書き出すとかなり強力な作用があるということが分かりますね。
ダイエット効果は?
コエンザイムQ10は抗酸化作用があるという作用だけでも、代謝が低下しにくくなるのでダイエット効果があると言えるでしょうが、それ以外にもミトコンドリアの中にとりこまれる脂肪酸を燃焼させてエネルギーにする力があるので、このコエンザイムを充足させることで痩せやすい体にすることができます。
年をとると基礎代謝が低下する原因の一つに、このコエンザイムQ10の減少が関わってくるので、ある程度の年齢になってダイエットがうまくいかないという方はこのコエンザイムの力に頼るのもいいでしょう。
もともと体内でも生成されるものではありますが、圧倒的に足りていないと言われているので、外部から摂取する必要があるのです。
副作用は大丈夫?
コエンザイムQ10は効能をお伝えしたよう素晴らしい作用があります。
しかし、通常の日常生活を送っている中では摂取量目安に到達することはほとんどなく、副作用を感じる人はほとんどいないでしょう。
しかし、サプリメントを大量に飲んでしまったという人は要注意です。
そのような方は過剰摂取による副作用が出る危険性があります。
具体的には、食欲不振・下痢・嘔吐・吐き気・血圧低下・アレルギー性皮膚炎といったトラブルが引き起こされる可能性があります。
このような事態を引き起こさないためにも、用法容量は正しく守ってください。
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そもそもコエンザイムq10とは?
コエンザイムQ10とは消化や代謝といった生命活動を促す酵素を補助する補酵素のことで、細胞内の構造のひとつであり生命活動に必須なエネルギーを作成する役割がある、先にお伝えしたミトコンドリア(ほとんど全ての生物の細胞に含まれている)に存在しております。
あらゆるところに存在するというラテン語のubiquitous(ユビキタス)からユビキノンと呼んでいる人もいます。
エネルギーを生成する補酵素であるこのコエンザイムQ10は心臓の筋肉や骨格筋といったところに多く存在しており、肝臓や腎臓にも多めに存在すると言われております。
ちなみにビタミンQとも呼ばれており、それはビタミンとよく似た働きをするためにそのように命名されたようです。
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コエンザイムq10が不足した場合の影響は?
ではコエンザイムq10が不足するとどうなるのでしょうか。
まず、このコエンザイムq10とは元々体の中に存在している補酵素の一種であり、人間が動くために必要となるエネルギー生産のサポートを行うということで、この補酵素が低下するようになるとエネルギーが効率よく作れなくなるので疲れが出やすく、また疲れがとれにくい体となってしまいます。
これは老化とともに少なくなる補酵素でもありますので、20代と50代の体力の差にも関係しているようです。
また、このコエンザイムq10は非常に強力な抗酸化作用があり体を老化から守っている酵素でもあるので減少することで体の老化も進むようになり病気や怪我への抵抗力も弱まっていきます。
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コエンザイムの還元型や酸化型とは?
コエンザイムQ10には酸化型と還元型があり、食べ物に含まれているものは酸化型が基本です。
しかし、体内に吸収されることで還元型に変換して抗酸化作用も発揮されるようになるのです。
一応別のものとなっておりますが、ダイエットを考えている人はそこまで気にする必要はないでしょう。
コエンザイムq10を含む食品は?
コエンザイムQ10を含む食材としては魚・肉・野菜が挙げられます。
魚類ならイワシ・サバ・鮭・ウナギ・イカなどに含まれるものとなっております。
肉類なら豚・牛・鶏などに含まれているものとなっているので、知らず知らずのうちに摂取していることでしょう。
野菜類では、ブロッコリー・ほうれん草・キャベツ・ジャガイモなどに含まれており、これらを摂取することである程度は補うことができるようになります。
コエンザイムの摂取量や摂り方は?サプリ?
コエンザイムQ10の1日の摂取目安量は60~100mgと言われておりますが、率直に申し上げて食品からこの量を摂取するのは不可能です。
なぜなら、先ほど紹介した食品でもイワシ100gで約6mgなのでイワシを1kg食べる必要が出てきます。
肉類なら豚肉で約3mgなので、2kg食べないとだめですね。
2kgの肉を毎日食べるのはお相撲さんでも難しいかもしれませんね。
むしろ他の病気になり兼ねません。
そのため、コエンザイムを真剣に目安量摂取したいと考えている人はサプリメントの力に頼ったほうがいいでしょう。
通常では食事を極端に偏らせない限り摂取不可能なので、実行すると他の栄養素が不足する可能性が大きくなります。
サプリメントの摂取方法としては油と混ざりやすい脂溶性という特徴をいかして、食事と共に摂取するのが良いでしょう。
脂質を摂取するときに同時に摂ることで吸収率が高まります。
逆に食前では水に溶けにくいため吸収率が下がることが考えられます。
できる限り食事と共に飲まれると良いでしょう。
ただし、吸収速度はそこまで早くはないので、吸収率を高めるために、6時間以上は間を空けて摂取するようにしましょう。
また、最大の注意点ですが、このコエンザイムは脂肪を燃焼させてエネルギーにしやすい状態に持っていってはくれますが、ただ飲めば痩せる魔法の成分ではないということです。
エネルギーに変換してもらったとしても、それをしっかり燃焼させないと痩せません。
そうでなければ、ただ単に毎日の調子が良くなるだけで終わってしまいます。
ダイエット効果を実感したい方は必ず、ある程度の有酸素運動を取り入れるようにしてください。
コンザイムQ10につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
日本コエンザイムQ協会 コエンザイム Q10の魅力
最後に
以上、いかがだったでしょうか。
今回はコエンザイムQ10の概要と副作用もお伝えしました。
コエンザイムQ10はダイエットにも利用できる成分となっていますが、それ以外の健康といった面を気にして摂取している人も多いでしょう。
コエンザイムの効果は健康面でプラスになるものが多いので、そのような使い方も非常に理解できます。
しかし、ダイエット目的で摂取している方はエネルギーをしっかり消耗しないと無駄になってしまうので、運動を行うようにしてください。
この部分が抜けているとただ単に、摂取前よりも健康的な肉体を手に入れて終わってしまうということになってしまいます。
ぜひ頑張ってみてください!
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