mctオイルのダイエット効果や成功する方法!テレビで紹介?
テレビや雑誌で取り上げられることが増えたことでかなり有名になったmctオイルですが、人気になった理由はダイエット効果が高く、痩せたという口コミがあるおかげでしょう。
初めてこのオイルを知った方は活用方法や食事例などを知りたいことでしょう。
人によっては「mctオイルって何?」という方もいるでしょう。
本記事ではこのmctオイルについて説明し、痩せた口コミやダイエット方法を中心にお伝えしたいと思います。
mctオイルとは?
MCTオイルとは「Medium Chain Triglyceride」の頭文字を使ったオイルで、意味は中鎖脂肪酸オイルとなります。
この中鎖脂肪酸とは炭素が連結する長さによって種類分けされた脂肪酸の一種です。
サラダ油やオリーブオイルは主に長鎖脂肪酸なのですが、この長鎖脂肪酸は筋肉や脂肪組織に蓄積されてグリコーゲンが消費されて不足気味になってから初めて使われるエネルギーになるという性質があります。
要するに、長鎖脂肪酸はエネルギーになるまでが遠くて蓄積されると脂肪になりやすい脂肪酸と言うことです。
しかし、この中鎖脂肪酸はココナッツやパームヤシや牛乳に含まれている脂肪酸で、炭素どうしの結合が長鎖脂肪酸と比べるとおよそ半分の長さしかなく、肝臓へ直接運ばれてすぐにエネルギーとなるという性質があるのです。
その速度は長鎖脂肪酸の5倍と言われています。
今回紹介するMCTオイルは中鎖脂肪酸100%のオイルなので、非常にエネルギーになりやすいオイルということです。
特徴として身体に溜まっている脂肪を分解するという性質やブドウ糖とは別のエネルギー源であるケトン体を作り出す性質もあるという点があります。
mctオイルダイエットで痩せた口コミは?
MCTダイエットは去年から有名になりましたが、かなりの盛り上がりがあったので口コミも揃っています。
これは「ダイエットカフェ」にある口コミを見てみるのが一番わかりやすいでしょう。
サイトはここ(https://www.diet-cafe.jp/2016/08/mct.html)になります。
こちらのサイトの総合評価を見ると、5段階で3.3点なのでまずまずの点数がついています。
一人一人の書き込みを見るとダイエットに成功している人もいるのですが、糖質制限ダイエットがきつくて諦めてしまった人や、そこまで食事制限を厳しくしていない人は特に効果を感じていないということがわかる書き込みも多数ありました。
本格的に痩せるためにはかなりキツイ食事制限が必須のダイエットであると言うことを再認識させてくれます。
mctオイルダイエットの方法
基本的にはMCTオイルは中鎖脂肪酸によるものなので、効率よく痩せるためにはケトン体質になりやすい状況を作る必要があります。
その方法はケトン体が出やすい環境にするために余分なエネルギー源を体内に置かないことです。
つまり、糖質とタンパク質を減らすと言うことにあります。
糖質が体内にあればブドウ糖がエネルギー源になりますので、ケトン体質になりにくいですし、タンパク質が多すぎるとブドウ糖に代わるエネルギー源にタンパク質の構成成分であるアミノ酸が使われるようになるので、ケトン体質から遠くなるのです。
つまり、本格的にMCTオイルダイエットをしたいという方は、糖質制限とタンパク質制限を同時に行う必要があります。
出来ればカロリー制限もした方がいいでしょう。
これを前提に3食の各食事において、MCTオイルを5g摂取します。
mctオイルダイエットの効果について
MCTオイルは先に述べたようにエネルギー源になりやすいという特徴がある脂肪酸で、ケトン体を作りやすくするという性質があります。
このケトン体はアセトン・アセト酪酸・ヒドロキシ酪酸という三つの物質の総称なのですが、これは体内にあるブドウ糖が不足したことで脂肪を分解して発生する新たなエネルギー源なのです。
本来ならば体内にあるブドウ糖をほとんど使い果たさないとケトン体は発生しないのですが、体内に摂取したエネルギーが中鎖脂肪酸だった場合は、ケトン体を効率よく作れる状態になるので、すぐさま脂肪分解が始まります。
要するに、このMCTオイルを摂取することで無駄な脂肪が燃えやすい状態になるので、ダイエットに成功しやすくなると言うことです。
人によってこのケトン体が出やすいのかどうかは、かなり差があるとのことなので、痩せやすい人はケトン体質と呼ばれています。
mctオイルダイエットはテレビで紹介された?
MCTオイルダイエットが非常に有名になったのは、2017年1月11日にTBS系テレビ番組の「ダイエット総選挙2017」で紹介されて20kgものダイエットに成功したことから始まります。
ここで紹介されたことで急激に需要が増えてMCTオイルも購入しやすくなりました。
内容はシンプルで90日間でどれだけ痩せられるかという番組だったのですが、そこで90日で20kg痩せたという内容です。
具体的にやり方も提示していて、1週目は1日の総摂取カロリーは1200kcal以下、2週目以降は1日の総摂取カロリーは800kcal以下となっております。
食べるものも野菜ジュースや豆乳や亜麻仁油やMCTオイルといったものなのでかなりキツイダイエットです。
150kcal以下のおかずも食べられていたようですが、具体的にはサラダチキンや焼き鮭を食べていました。
また、間食はチーズかゆで卵、水分は1日1.5リットル、炭水化物は50gとタンパク質は30gというルールもあります。
※こちらのダイエットは医師等による健康チェックなど細かい指導を受けて実施しているようなので、一般の人が単独で真似て行うのは止めた方がいいでしょう。
以下に番組内で取り上げられた食事例を記載致します。
1日1,200キロカロリーを目指す食事例
【朝&昼】MCTオイル20ml&豆乳60ml+野菜ジュース+150kcal未満のおかず
【夜】MCTオイル20ml&豆乳60ml+ゆで卵
【寝る前】MCTオイル10ml&豆乳
※ 間食をする場合は、チーズやゆで卵など。 水分は1日1.5L前後が望ましい。
※ サプリメントも毎食後、就寝前に摂取。
1日800キロカロリーを目指す
【朝】野菜ジュース+150kcal未満のおかず
【昼】MCTオイル20ml&豆乳60ml+野菜ジュース+150kcal未満のおかず
【夜】なし
【寝る前】MCTオイル10ml&豆乳
※ 間食をする場合は、チーズやゆで卵など。水分は1日1.5L前後が望ましい。
※ 食事内容は、炭水化物50g、たんぱく質30gは必ず摂取できるようにする。
※ サプリメントも毎食後、就寝前に摂取。
mctオイルダイエットが合わない人もいる?
MCTオイルダイエットの注意点は腹痛・下痢・便秘といった体に悪影響が出る可能性があると言うことです。
適量の摂取でも相性次第でトラブルが発生してしまう可能性があるという感じで合わない人もいるようなので注意しましょう。
合わない人はこのダイエット法は無理に取り入れない方が良いかと思います。
mctオイルダイエットの注意点は?
サラダ油などの油と違ってMCTオイルは熱に弱いです。
熱すると煙が出てしまうようなオイルなので、加熱しないでください。
シンプルに豆乳に混ぜるとか和風出汁に混ぜるといった摂り方が適切なのです。
また、MCTオイルにも種類があるので、できる限り安心材料をそろえたい方は100%ココナッツ由来で出きているものと国内で製造されているものに絞りましょう。
MCTオイルダイエットに関するよくある質問
MCTオイルに発がん性があるっていう話を耳にしたのですが・・・
結論から申し上げますと、MCTオイル自体には、発がん性があるという科学的根拠はないとされています。
どちらかというと、MCTオイルはケトン体の生成を促進し、がん細胞を破壊する効果が期待できるとされる脂質です。
がん細胞はケトン体をエネルギー源として利用することができず、そのことでエネルギー不足に陥いると死滅します。
さらに、ケトン体ががん予防に効果的であるという研究結果も存在し、そうなるとケトン体を生成できるMCTオイルはがん予防に適しているとさえ言えます。
ではなぜMCTオイルが発がん性と関連が疑われるようになったかというと理由は2つ考えられます。
1つは、あるクッキングオイルに含まれていた「グリシドール脂肪酸エステル」という物質が発がん性物質「グリシドール」に変化する可能性があることが判明したからです。
しかしこれは、油の種類ではなく、精製方法による成分ですので、MCTオイルが特に注意が必要というわけではありません。
この問題はむしろ食用油全般に関わるものです。
もう1つはMCTオイルは他のオイルと比べて酸化しにくいと言われていますが、保存方法が不適切などの条件下では酸化が進むことがあります。
MCTオイルが酸化すると、過酸化脂質という物質が生成され、これが体内に入ると細胞の老化を早める可能性があります。
細胞の老化はがんなどの疾病の原因になるため、MCTオイルの使用方法には注意が必要という面はあるかと思います。
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
MCTオイルダイエットは効果があるダイエットではありますが、根幹にあるのは厳しい食事制限なので食事制限が出来ないという人には効果が薄いダイエットです。
個人的に気になるのはタンパク質も摂取量も制限されてしまうと言う部分です。
筋トレなどをこなすためにはどうしてもタンパク質が必須なのですが、摂取量制限があるのでこのダイエットは激しい筋トレができないということになります。
効果はあるのかもしれませんが、筋トレがセットで出来ないダイエットは個人的にはちょっと避けたいと考えてしまいました。
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