里芋の栄養や効能とダイエット効果!やり方と注意点は?
芋と聞くと高カロリー高糖質だからダイエットに向かないと感じてしまいますが、里芋はダイエットに効果があるという意見があるようです。
里芋をダイエットに生かす方法はどのようなものなのでしょうか?
効果的なレシピを活用するのでしょうか?
里芋がダイエットに結びつくという話は初耳の方も多いでしょう。
本記事では里芋ダイエットの方法や効果およびレシピを中心にお伝えしたいと思います。
里芋ダイエットの方法
やり方はシンプルで、日常のお食事に里芋を加えるだけです。
ダイエットのために里芋を選ぶという方は、出来る限り泥が付いていて湿り気があるものを選んでください。
泥付きは乾燥から身を守っているのでより新鮮なのです。
あとは縞がきちんと見えているものほど新鮮ですので、その中から形のいいものを選びましょう。
柔らかすぎてひびが入っているものもあるので注意してください。
あとは調理するときに洗い落としてしまわないように注意しつつ、皮をむいたらぬめりをそのままにしていきなり煮るといった方法がおすすめとなります。
ただし、ぬめりを残したまま煮ると泡が大量に出るので、軽く炒めてから煮ると防げるようになります。
みそ汁の場合はみそを半分ほどときいれることで防げるようです。
ここまでは里芋を使ったダイエット方法として紹介されている内容となっておりますが、個人的にこれだけで痩せられるとは思えませんので、ある程度他のダイエットにつながる要素を取り入れないと難しいでしょう。
本気で痩せたいという方は、食事の摂取量やカロリー消費量を増やすための運動時間なども考慮する必要があります。
里芋を追加しただけでも痩せられるのならば、今頃里芋はもっとメディアに取り上げられていたでしょうし、話題になっていたはずです。
それがないということは、そこまで大きな効果はないという証なので他のダイエットに組み合わせるための方法の一つといった認識にしたほうがいいでしょう。
効果について
里芋のダイエット効果はムチンやガラクタンによるところが多いでしょう。
この二つの成分は免疫力を向上させてくれますし腸内環境も整えてくれますが、代謝効率も向上することが期待できるので脂肪燃焼もしやすくなります。
コレステロールを下げる効果もありますので、ダイエット効果はあるのです。
カリウムも豊富に含まれていますし、いくらかの食物繊維も含まれていますので、デトックス効果やむくみ解消効果も期待できます。
特にむくみがひどいという方はそれだけでもある程度のダイエット効果が得られるかもしれません。
ダイエット向けレシピ3選
それでは最後にダイエット向けの里芋レシピを3つほど紹介いたします。
里芋にはダイエット効果がありますが、調理の仕方次第でダイエット向けのものではなくなってしまいますので、ダイエット向けの調理法を考慮してください。
①ヘルシー❤スナップえんどう&里芋&油揚げの味噌汁♪
【材 料】(1~2人分)
水200cc、スナップえんどう8つ位、油揚げ半枚、茹でた里芋大:ひとつ、和風だし大匙半位
、味噌大匙半位、お好みで一味唐辛子少々
【作り方】
1.スナップえんどうのスジを取り、水と小鍋に入れ強火で点火。油揚げを1cm幅程度に切って加える。芋の皮を剥いて半月切り程度の大きさで加える。
2.ダシを加える。スナップえんどうに火が通ったら、味噌を溶き入れる。器に移し、一味を振って出来上がり。
スナップえんどうや里芋を使ったなかなか特殊な味噌汁です。
みそ汁で里芋を食べるという人も多いですが、一風変わった仕上がりになりますのでお勧めとなります。
里芋は先に茹でてしまうと皮剥きが楽というアドバイスもありますので、里芋料理になれるためにこの味噌汁で練習しましょう。
出典:楽天レシピ https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1650009215/
②彩り綺麗にヘルシー❤里芋&なめこの味噌汁♪
【材 料】(2人分)
■水350cc、■なめこ50g位、人参(皮付きOK)1cm、小松菜5本、茹でた里芋3つ、しじみだし(和風だし)大匙1位、味噌大匙1位
【作り方】
1.■を小鍋に入れて強火で点火。人参を短冊に切って加える。小松菜を2,3cmに切って加える。里芋の皮を剥いて、半月切り程度にして加える。
2.ダシを加えて、しっかりダシの味がする事を味見で確認する(入れ過ぎると気持ち悪い味になるのでご注意下さい)。
3.人参に火が通ったら、味噌を溶き入れて出来上がり。
大人気味噌汁の第二弾です。
やはりみそ汁には里芋があるということで、里芋を使った料理だと人気があるのはみそ汁料理になっているようです。
作りやすいですし食べやすく、日本人好みなのが原因でしょう。
シジミだしはやや高めなので節約したいという方は普通のだしにみそ多めでいいようです。
出典:楽天レシピ https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1650009190/
③豚汁の要領で❤里芋と合挽き肉の「おかず」な汁物♪
【材 料】(2人分)
茹でた里芋2つ、合挽き肉100g位、タマネギ8分の1個、人参細3cm位、ミニ豆腐(今回は絹使用)1パック(150g)、水300cc、和風だし大匙半位、味噌大匙山盛り1位、あれば豆苗少々
【作り方】
1.タマネギはクシ型に、人参は半月に切り、肉と鍋に入れる。里芋の皮を剥いて食べ易く切って加える。水を加え強火で点火。★蓋をすると早く沸騰します。
2.沸騰したらアクを捨てる。人参に火が通ったら、ダシを加える。ダシの味がしっかり感じられたら味噌を加える。★味噌は、おたまの中で溶かすと溶け残しがありません。
3.豆腐を食べ易く切って加え、豆腐が温まった頃、火を止める。器に移して、豆苗を飾って出来上がり。
こちらは汁物ですが、肉まで追加されているので普通の汁物ではなくおかずとして活用できる汁物です。
ただし、白米を食べると痩せにくくなってしまいますのでこちらを主食とするのもいいでしょう。
玄米に変えることでダイエットしやすくするのも有効です。
出典:楽天レシピ https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1650009113/?l-id=recipe_list_detail_recipe
里芋の糖質やカロリー
ダイエットに使えるといわれますが、芋類はどうしてもカロリーや糖質が高くなるというお話があるので、この部分がとっても気になります。
数値をチェックしてみると、里芋100gでカロリーは58kcalで糖質は10.8gでした。
糖質は食べ物全体を通して考えれば、少ないほうですし、芋類で考えると予想以上に少なめです。
カロリーも全食品から考えれば十分に低いほうなので、これならばダイエットに活用しやすいでしょう。
意外とダイエット向けの食べ物なのです。
栄養や効能は?
里芋はでんぷんが主成分ですがそれ以外にはカリウムやビタミンB1・B2・Cや食物繊維などが含まれています。
ビタミンCを含んでいますがあくまでも少量であり、それ以外のビタミンも微量なのでそちらの効果はあまり期待できないでしょう。
むしろ期待してもらいたいのが粘り気やぬめりに含まれているガラクタンやムチンという成分です。
これは炭水化物とタンパク質を結合した特殊な粘性物質であり、がん予防や潰瘍予防といったかなり特殊な効果があります。
ムチンは腎臓や肝臓の弱りを防止する作用やタンパク質の吸収効率を上げる作用などがあるので健康効果が高めです。
ムチンは涙の成分にも必要なのでドライアイ予防にも使えるでしょう。
他には銅が多く含まれているので、コラーゲン生成効率の上昇効果や骨や皮膚を健康に保つ作用にも期待が持てます。
モリブデンも含まれているのでその造血作用によって貧血の防止にも役立つでしょう。
食べ過ぎなど注意点について
食べ過ぎてしまった場合、いくら里芋でも太ってしまうのでそれが注意点となりますが、里芋だけでそこまで劇的に痩せられるとは思えないので、先にも記載しましたが、ある程度の食事制限と運動の実行が必須だと考えてください。
このダイエットを推奨する人は「里芋を食べるだけで痩せられる簡単なダイエットなのでお勧めです!」といった書き方をしますが、そんな簡単に痩せられるはずがありません。
確かに、ムチンやガラクタンによる特殊な作用は素晴らしいと思いますし健康面で役立つとは思いますが、食生活にこれだけ加えることで劇的に見た目が変わるほど大きな効果をもたらしてくれるとは残念ながら思えないので、摂取カロリーを消費カロリー以下にする努力をしましょう。
摂取カロリーを減らして消費カロリーを増やすのはダイエットの基本であり、当たり前のことではありますが、それらの努力に追加で里芋を食べるようにしてはじめて痩せると考えるのが無難でしょう。
里芋とダイエットの関係につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
暮らしーの 里芋のカロリーや糖質は?太る?ダイエット向き?その真相を解説!
最後に
以上、いかがだったでしょうか。
今回は里芋ダイエットについてお伝えいたしました。
里芋の健康効果は本物ですが、そこまでダイエット効果が強いとはあまり思えなかったので、今回のダイエットはやはり強く勧めることは出来ません。
太りにくい食べ物であることは分かりましたが、こんにゃくや豆腐のようなダイエットに必須と言えるレベルではなかったので、ダイエットにも使える食材という程度の認識がいいでしょう。
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