ゼラチンの栄養成分や5gのカロリーとダイエット効果
ゼラチンは低カロリーで低糖質であるという認識は広まっているため、ダイエット効果が高いと評判になっておりますが、具体的な活用方法やレシピまで知っている人は少ないでしょう。
増してや豆乳寒天などの寒天との違いもよく分かっていないという方も多いと思います。
何となくゼラチンというと食べ方としてゼリーが浮かぶ方も多いかもしれませんが、ゼリーだと甘くてダイエット向きとは思えません。
どのように活用するのでしょうか?
本記事ではゼラチンダイエットの効果やレシピを中心にお伝えしたいと思います。
ゼラチンのダイエット効果
ゼラチンの効果はなんと言ってもコラーゲンを摂取できることでしょう。
特に肌の健康を守るためには最適なので、毎日摂取し続ければ美しい張りのある肌を手に入れることが期待できます。
また、糖質も非常に少ないので糖質制限ダイエットにも非常に向いておりますし、タンパク質の補給にも使えますので、男性の方々でも筋トレといった運動を主体としているダイエットをしている場合にはタンパクの質補給源となってくれます。
糖質制限ダイエットのような食べられるものが極端に減ってしまうダイエットにはタンパク質までもが不足しがちになったりしますので、タンパク質補給のために食べている人もいるでしょう。
ゼラチンを使ったダイエット向けレシピ3選
それでは最後にゼラチンを使ったダイエット向けのレシピをご紹介いたします。
特に、豆乳とゼラチンを組み合わせたものは健康面においても有用でありダイエットに使えると言うことで、レシピ数もかなり多いです。
ここでもご紹介いたしますので、参考にしてください。
①豆乳牛乳ゼラチンプリン
(出典:レシピブログ http://www.recipe-blog.jp/profile/44238/recipe/575521)
【材料】2人分
きび砂糖 30グラム、水 大さじ1、熱湯 大さじ2、ゼラチン 5グラム、ぬるま湯 50cc、豆乳 100cc、牛乳 150cc、きび砂糖 35グラム、卵黄 1個分、バニラエッセンス 少々
【作り方】
1.カラメルを作ります。鍋にきび砂糖、水大さじ1を入れて火にかけて、大きな泡がたち、それが落ちついてきたら火からおろして、熱湯大さじ2を入れて鍋をゆらし、そのまま少しおく。カップ4つに分けて入れておく。
2.小さなボウルにゼラチン5グラムとぬるま湯50ccを入れてよくまぜあわせておく。
3.鍋に豆乳と牛乳を入れて弱火にかけてきび砂糖を入れてよくまぜる。
4.別のボウルに卵黄を入れてよくまぜて3を少し入れてまぜ、また鍋にいれ、弱火にかけてよくまぜる。
5.溶かしたゼラチンを4に入れてよくまぜる。
6.5を一度ざるでこして、バニラエッセンスを入れる。
7.カラメルを入れたカップに6を流し込み、冷蔵庫で1~2時間冷やす。
いわゆるゼラチンと豆乳を使って非常にシンプルに仕上げたプリンです。
これが基本となりますので、ここからダイエット向けに味付けを調整していきましょう。
このままでは少々高カロリーになりますので、カラメルに使う砂糖の量などで調整を行ってください。
②ゼラチンでお手軽♪豆乳くずもち風 【ヘルシー*簡単*材料3つ】
(出典:レシピブログ http://www.recipe-blog.jp/profile/115170/blog/16967276)
【材料】2人分
A豆乳 300ml、A砂糖 大さじ2、粉ゼラチン 5g、★きな粉、黒みつなどお好みで適量
【作り方】
1 粉ゼラチンは大さじ1の水でふやかす
2 耐熱カップにAを入れレンジ600wで2分30秒加熱する(豆乳は冷蔵庫から出したばかりの冷たい状態)
3 2の豆乳に1のゼラチンを加えて溶かし保存容器などに入れ、冷蔵庫で2時間ほど冷やし固める
こちらはよりヘルシー志向に作られた豆乳やゼラチンを使ったレシピです。
デザートには非常に向いている食べ物となっておりますので、プリンと合わせてマスターしていただきたい一品となっております。
レシピブログでもものすごい数のお気に入り登録数を誇っているので、安心できる料理の一つです。
③簡単★基本の牛乳ゼリー
(出典:楽天レシピ https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1220004173/?l-id=recipe_list_detail_recipe)
【材 料】2人分
牛乳200cc(200ml・1カップ)、砂糖大さじ4(約35g)、粉ゼラチン小さじ2(6g)、あればバニラエッセンス少々
【作り方】
1.牛乳の半分(100cc)を60度程度に温める。
★目安★
鍋のふちに泡が少し出る程度。沸騰させないよう弱めの中火で。
2.砂糖を加え、混ぜてよく溶かす。火を止め、すぐにゼラチンを加えて混ぜ合わせる。
★コツ★
泡立てないように、優しく混ぜてゼラチンを完全に溶かします。
3.残りの牛乳と、あればバニラエッセンスを加えて混ぜる。
型に流し入れ、冷蔵庫で30~40分ほど冷やし固めて出来上がり。
こちらも基本となる牛乳ゼリーのレシピとなっておりますので、アレンジレシピを覚える前の基本として理解しておくと色々と応用が利かせられるようになります。
寒天とゼラチンの違いは?
ゼラチンと寒天は見た目的にもかなり似ているので同じような扱いを受けることが多いですが、違いははっきりと存在します。
ゼラチンは動物の皮や骨から出てくるコラーゲンが素となっておりますが、寒天はテングサやオゴノリなどの海藻が原材料なので栄養素も異なりますし見た目も多少異なるのです。
ゼラチンは透明感のある薄い黄色になりますが、寒天は白く濁った色となります。
溶ける温度もゼラチンは50~60℃ですが、寒天は90℃以上なので料理に使うときにも差が出るのです。
そして、固まる温度にも差がありゼラチンは20℃以下で固まりますが、寒天は40~50℃で固まるため常温でも放置すると固まってしまいます。
このゼラチンを使った代表的な食べ物がゼリー・マシュマロ・ムース・プリンなどになりますが、寒天を使った食べ物はところてん・水ようかん・杏仁豆腐などが該当します。
このように食べ物で違いを説明すると食感や見た目の違いもわかりやすいでしょう。
ダイエットの方法は?
ゼラチンは糖質が低く摂取量が少なめになるのでそこまでカロリーを気にする必要はありませんが、材料にするもの次第で一瞬で高カロリーになってしまいますので、市販されているプリンやゼリーを使ってダイエットをするのはやめた方が良いでしょう。
むしろダイエットには向きません。
そのため、本気でゼラチンを使ってダイエットをしたいという方は手作りをしてカロリーや糖質をできる限り抑えてください。
ゼラチンそのものにはほとんど味がありませんので、デザートなどにするためには砂糖などの甘味料を使ってしまいがちですが、これらの甘味料はダイエットの天敵なので自分で作るのが一番なのです。
このように低カロリー低糖質のゼラチンを使ったゼリーなどを用意して、夕食を置き換えるといった置き換えダイエットに使うのが基本的なやり方です。
低カロリーのゼラチン食品ならば置き換えることでかなりのカロリー摂取や糖質制限に繋がるのです。
1日の摂取量は?
使用量に関しての制限はないという記載もありますが、目安としては毎日5~10gとされておりますので、その値を守ると良いでしょう。
ただし、市販されているゼラチンを含む食べ物はダイエット向けに開発されているもの以外となると一気に高カロリー高糖質になってしまいますので、ある程度商品は厳選する必要があります。
時間があるという方は自分で料理をするということも選択肢に入れましょう。
栄養成分は?
まずゼラチンについてですが、動物の体からとれるタンパク質の固まりであるコラーゲンを長時間水に浸かるようにして加熱することで水と溶け合わさるようになってできあがったものです。
コラーゲンを煮ることで水溶性タンパク質にした物がゼラチンと考えればいいでしょう。
これはそのままだと溶けていますが冷却することでプルプルなゼリー状に固まりますので、私たちがよく見る形になります。
食用としての他にも接着剤にしたり止血剤に使うこともありますので、活躍の分野は多いようです。
このゼラチンの栄養成分は先ほど説明したようにタンパク質の固まりであるコラーゲンなので、基本はタンパク質となります。
筋トレをしながら痩せるという方にとっては重要な食べ物となるでしょう。
それ以外の栄養成分はほとんどありません。
ゼラチン5gあたりのカロリーや糖質量は?
このゼラチンのカロリーは100gにすると344kcalとなり、コラーゲンの摂取推奨量である5g程度で考えると17kcal程度となります。
また、糖質は0gなので食べる量には全く関係ありません。
糖質制限ダイエットを実行している方にとっては非常にありがたい食べ物となってくれるでしょう。
しかし、カロリーは高めになりますので糖質よりもカロリーを重視しているという方には避けられる食べ物となってしまいます。
何とも特殊な食べ物なのです。
ただし、ゼラチンはゼリー60gに対して1.5g程度しか使わないのでそこまでゼラチンのカロリーを気にする必要は無いでしょう。
ゼラチンのダイエット効果につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
common ゼラチンのカロリーは?ゼラチンのタンパク質はダイエット向き?寒天・アガーとのカロリーを比較も
最後に
以上、いかがだったでしょうか。
今回はゼラチンを使ったダイエットについてお伝えいたしました。
ゼラチンはコラーゲンをたっぷりと補給できるので、タンパク質補給にも使えますし糖質も少なく、糖質制限ダイエットをしている方にとっては使い勝手のよい食べ物でしょう。
ただし、料理の仕方次第では高糖質で高カロリーな食べ物になってしまいますので、ダイエットに用いたい場合には手づくりをしてダイエット向けの食べ物に調整する必要が出てしまいます。
そのまま食べるだけでダイエットに有効活用できるというわけではありませんので、料理をする人向けのダイエット食品となってしまうでしょう。
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