黒米のダイエット効果や方法と炊き方!甘酒も作れる?
白米はダイエット時には控えた方が良いと言われていますが、黒米ならばダイエットにも効果的であるという意見が多いです。
黒米の効果効能や、カロリーや糖質はどのくらいなのか、玄米や白米と違う特徴は何か、炊き方に工夫は必要なのか、など黒米と縁のなかった人からすると知らないことだらけでしょう。
お米が好きな方にとって、それを制限するのは辛いものです。
気兼ねなく食べられるお米があると良いのでしょうが、黒米は本当に大丈夫なのでしょうか?
本記事では黒米の効能やカロリーとダイエット効果を中心にお伝えしたいと思います。
黒米とは?
そもそも、この黒米とは一体何どのようなものなのでしょうか。
この黒米とは白米よりもミネラルなどの栄養成分が多い古代米の一種であり、独特な色から黒米ではなく紫黒米や紫米と呼ばれることがあり、お祝い用のお米としても使われていました。
見た目はこのようにかなり濃い色をしていますが、中はちゃんと白く私たちがよく知るお米の形をしています。
昔から使われていたお米だけあって用い方もかなりバリエーションに富んでおり、酒・うどん・蕎麦・餅・菓子・パンなどに使うこともあれば、染色用の素材に使うこともあります。
古くは2000年前の中国の漢の時代から使われていたお米と言われており、楊貴妃も愛用していたというお話もあります。
なかなか有名なお米なのです。
黒米の効能やカロリー・糖質は?
先にカロリーや糖質のお話しをしましょう。
お米の代わりに使うのならばやはりカロリーや糖質のデータが無いと先に進めません。
とあるデータではお茶碗一膳150gでカロリーは252kcal糖質は55gとのことでした。
白米と比べてもほとんど差がありません。
ただし、GI値は低くなっているのでこちらの方が痩せられるという考え方のようです。
効果効能は色々と備わっておりますが、有名なところを紹介するとアントシアニンがたくさん含まれているので視力回復や目の疲れを和らげる効果や、白米よりも圧倒的に多いビタミン類とミネラルによって健康的な髪の毛や肌を維持しやすくなります。
胃腸を強くする作用もあると言われておりますので、胃腸が弱い方々にも重宝されているようです。
ダイエット効果は?
この黒米がダイエットに効果的という声が出たのは、黒米を摂取すると糖質分解酵素の働きを阻害することで食後血糖値の上昇を抑えてくれる作用が働き、太りにくくしてくれるというものがあるからです。
いわゆる、糖尿病予防においてはかなり使い勝手のよい食べ物となります。
これはアントシアニンによる作用と考えられており、血糖値を低下させてくれる作用と血糖値の上昇を抑制する効果が発揮されることで痩せやすい状態にしてくれるというものです。
また、玄米と比較した場合に圧倒的な差が出る栄養素の一つが食物繊維で、なんと8倍も多く含まれているのです。
便秘の原因はいくつかありますが、その解消方法の一つとして食物繊維を摂取することにありますので、便秘解消効果による痩せ効果も期待できるでしょう。
胃腸を保護して消化にも良いお米なのですが便秘にも良いと考えるとかなり使い勝手のよいお米であることがわかってきます。
黒米と白米と玄米・雑穀米との違い
新たなお米の登場により困るのは消費者です。
白米・玄米・雑穀米・黒米などいろんなお米が登場しているので、どれを使ったらいいのか混乱してしまいます。
これはなかなかに難しい比較になるので栄養価でお話しします。
白米よりは圧倒的にミネラルもビタミン類といった栄養素も豊富であるため明確な差がありますので栄養価的には黒米が圧勝です。
玄米と比較しても多少黒米のほうが栄養価的には多少上回っており、アントシアニンは黒米専用の栄養成分となっているのでやはり栄養価のみで考えた場合は玄米を超えていると考えられるでしよう。
ただし、この黒米は日本人に馴染みのあるお米ではありませんので、味による比較をした場合には評価的に下回る恐れもあります。
見た目の違いや産地の違いもありますが、味にも違いがあるという意見が多いので、ダイエット目的で摂取する場合は継続して食べられるかどうかで判断しましょう。
黒米によるダイエットの方法
それでは具体的にどのように用いればダイエット効果が発揮されるのかを記載しましょう。
これは色々と見た限りだと、主食のお米や白米を黒米に切り替えるいわゆる置き換え系のダイエットに該当するようです。
ただし、黒米はカロリーや糖質がそこまで変わらないので、ある程度工夫をしないと痩せることはないでしょう。
黒米はかみ応えがありますので、ひたすら噛んで満腹感を得ることも大切ですし、それに合わせて摂取カロリーをできる限り減らして糖質もできる限り減らさないと痩せにくいでしょう。
いくら黒米は血糖値の上昇を抑えたところで、摂取カロリーと糖質量が多ければ効果はあまり期待できないでしょう。
シンプルなダイエットではありますが、ある程度自主的にアレンジして努力しないと効果は薄いと考えてた方がいいと思います。
黒米の炊き方
基本的に黒米はこれだけを大量に食べるのは一般的ではなさそうです。
基本的な黒米の食べ方はお米1合(150g)に対して大さじ1杯(15g)の黒米を混ぜて一緒に炊くというスタイルになります。
あとはいつも通りお米を炊くだけなのですが、黒米を加えた分だけ水を増やした方がいいという意見があります。
大さじ1杯15gを加えたのならば水は大さじ二杯30mlは増やした方がいいとのことです。
また、黒米は玄米のように硬いため水につけておく時間も長くした方がいいでしょう。
それらを踏まえた上で炊き方は、お米を洗米して水を適量まで入れる→黒米を混ぜる→混ぜた分だけ水を増やして入れる→塩を入れて軽くかき混ぜる→2時間ほど浸水させて炊く、となります。
黒米の甘酒もある?作り方は?
甘酒は栄養価が高いと言われておりますが、黒米で作ったものはより栄養価が高くなるのでおすすめされているようです。
作り方はこちらも簡単で、白米1合を洗って水を張ったら黒米を大さじ2杯追加する→お粥が炊けたら冷まして米麹300gを加えて混ぜる→密封ラップをして10時間ほど放置、炊飯器を保温状態にして発酵させて完成。
このように非常に簡単です。
もちろん、お酒が苦手という方には合いませんので、甘酒が大丈夫かどうかのチェックはしておきましょう。
黒米の購入方法は通販?
この黒米ははっきり申し上げてかなりマイナーなので、スーパーなどで購入できない可能性が非常に高いです。
なので、ダイエットに使いたいという方はネット通販で買った方がいいでしょう。
Amazonや楽天ならば当たり前のように購入できるので、探す手間も省けます。
もちろん、購入しても味が気に入らず、続けられなかったらそれこそもったいないので、まずは少量だけ購入してトライすることから始めましょう。
最後に
以上、いかがだったでしょうか。
今回は黒米を使ったダイエットについて記載しました。
黒米の栄養価や効能はかなりスゴイものがありますが、白米に加えて炊きあげるというスタイルが一般的なようで、この食べ方ではそこまでダイエット効果が高いとは思えませんでした。
黒米オンリーにして食べられるのならばダイエット効果も得られそうですが、これならば全部を玄米にした方が痩せやすいと感じております。
どうしても黒米で痩せたいという方は黒米の比率を大きくした方がいいでしょう。
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