カカオニブの成分や効能・カロリー!食べ過ぎには注意?
カカオニブは日本ではまだまだ認知度が低いのですが、スーパーフードの一つでダイエット効果もあるといわれております。
あまり知られていない食べ物ゆえに、効能や摂取量、食べ方やレシピなど分からないことだらけの方も多いでしょう。
そもそも、カカオニブってどのようなものなのでしょう?
本記事ではカカオニブのダイエット効果と食べ方およびレシピを中心にお伝えしたいと思います。
カカオニブとは?
カカオニブとはわかりやすく説明してしまうとカカオ豆を発酵させて焙煎したのち外皮などを取り除いてチップ状に砕いたものです。
ここからさらに細かく砕いてとかすとチョコレートの原材料になります。
いわゆる、チョコレートになる一歩手前のカカオと考えましょう。
なんとなくカカオと関わっていそうと想像した人は大正解で、カカオに焙煎や発酵などの作業が加わった食べ物となっております。
ただし、チョコレートの原料となっているカカオには細かく砕いたのちに砂糖などの甘味料や食品添加物が加えられることで非常に甘く仕上げていますが、カカオニブはこのような手が一切入っていないそのままのカカオなので甘さはありません。
むしろめちゃくちゃ苦いです。
カカオニブ単品では味がきつくて全く食べられないという人すらいます。
甘いと思って食べるのはNGと考えましょう。
カカオニブのダイエット効果
カカオニブのダイエット効果は不溶性食物繊維のリグニンによる便秘解消効果や、ポリフェノールの一種であるカテキンによる脂肪燃焼効率のアップによるものでしょう。
カカオニブに多く含まれているポリフェノールは体の老化を排除してくれる作用がありますので、しわやシミを防ぐ効果が期待できますし、血管の老化も防ぐ作用があることで血流が良くなる効果も期待できます。
その結果、基礎代謝が多少は向上することで痩せやすくなるのでしょう。
あとは、ビタミン類もいろいろと含まれているので、脂質や糖質の代謝を向上してくれる作用やミネラル成分によるストレス耐性アップ作用などのダイエットには強い味方となってくれます。
個人的に気になるのは、かなりの栄養素が含まれていることで食事の量そのものを削ることが出来るという点です。
栄養補給さえできれば問題ないという考え方がある人ならば、このカカオニブによって食事量を減らすことが出来ますので、一気に痩せることが可能となってきます。
摂取量や食べ方
カカオニブの摂取量は1日1オンスです。
だいたい28gとなりますが、一回に摂取するのではなく5gから6gに分けて食べるようにしてください。
ただし、このカカオニブはかなり苦いのでスプーンで必要な分をすくって食べるというスタイルが不可能な人が多いです。
シンプルなのは必要な分をそのまま食べることなのですが、それが不可能という方はやり方を変えましょう。
グラノーラにかけて食べるとか、ヨーグルトに混ぜてしまうとか、蜂蜜に漬けこんでしまうといった食べ方が主流のようです。
蜂蜜に漬けてしまえば苦みや渋みがだいぶ減りますので一気に食べやすくなります。
アサイーボールに入れて食べるという方法もあるので、アサイーボールを問題なく食べられるという方は混ぜてしまいましょう。
カカオニブの成分や効能
カカオニブの成分や効能は特殊なポリフェノールや苦みの素となっているテオブロミン、アナンダアミドやフェニルエチルアミンなどによるところが大きいでしょう。
ほかにも、一般的に知られている食物繊維・ビタミン・・マグネシウム・カテキン・鉄分・亜鉛などの成分が含まれているので栄養素はものすごく豊富なのです。
カカオニブに含まれているポリフェノールは6~9%とかなり豊富で、体のさびを落としてくれる性質があります。
いわゆる抗酸化作用が強力なのです。
赤ワインの約35倍ものポリフェノールなので、ポリフェノールを補給した人にはぴったりな食べ物となるでしょう。
また、テオブロミンはカフェインのような覚醒効果がありついでにリラックス効果も高めるといわれておりますし、フェニルエチルアミンは幸福感をもたらしてくれます。
アナンダアミドは気分を高揚させる作用や精神をリラックスさせる作用があるので、やる気アップに使える成分と言われているのです。
記憶力向上作用もあるといわれておりカカオニブには多方面から期待されている食べ物となっております。
カカオニブを使ったレシピ3選
苦みや渋みに苦戦する人が多いカカオニブですが、調理および料理することである程度は食べられるものに変わりますので、具体的な使い方を学んでいきましょう。
日本ではあんまりなじみがない食べ物なので、試行錯誤している様子も見てとれます。
①ダイエット中の味方☆カカオニブのおやつ
【材料】
カカオニブ大4、きび砂糖大1、ココナッツオイル小2
【作り方】
1.ただ混ぜるだけ。それだけでスーパーフードでからだに嬉しいスナックの出来上がり。
カカオニブの使い方を基本通り忠実に表現してくれているレシピの一つです。
材料はカカオニブ以外にココナッツオイルやきび砂糖だけなので非常にシンプルとなっております。
カカオニブが食べられないという方はこの食べ方をまずは試してみましょう。
甘さが出てきますので摂取難易度がかなり下がります。
出典:cookpad https://cookpad.com/recipe/4085796
②カカオニブ&チアシードココアクッキー
【材料】
バター70g、砂糖60g、玉子1個、薄力粉150g、ココア15g、オートミール30g、カカオニブ15g、チアシード10g
【作り方】
1.ボウルにバターと砂糖を入れ混ぜ合わせる。
2.次に玉子を入れ更に混ぜ合わせる。
3.そこへ、ふるった薄力粉・ココアを入れ混ぜる。更に、オートミールも入れ混ぜます。
4.最後に、カカオニブとチアシードを全体に混ぜ合わせます。
5.ラップに包み棒状にして、冷凍庫で最低1~2時間固めます。
6.固まったら、5~7mmにカット。180℃で、15~20分焼いたら出来上がり。
カカオニブをさらに食べやすくしているクッキーです。
チアシードもありますので、栄養価的にはかなり満点なクッキーと言えます。
出典:cookpad https://cookpad.com/recipe/4178634
③朝食ヨーグルト&ミルクコンフレーク
【材 料】(1人分)
コーンフレークふたつかみ(お好みの量)、ヨーグルト90g、牛乳50cc、カカオニブ大さじ1程度、くるみふた欠片、赤ぶどう酵母シロップ(orジャム)小さじ1程度
【作り方】
1.コーンフレークを器に入れて、牛乳を注ぎヨーグルトをのせる
2.酵母シロップ(イチゴやブルーベリーのジャムでも美味しい)をかけて、カカオニブとクルミをトッピングする
朝食にカカオニブを摂取する場合の最適な方法がこちらのコーンフレークと混ぜるというやり方です。
忙しい朝のタイミングでもカカオニブを苦労することなく食べられるのでお勧めとなります。
出典:楽天レシピ https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1290020431/?l-id=recipe_list_detail_recipe
カカオニブのカロリーや糖質
カカオニブは1オンスで130kcalで糖質が1gと言われております。
1オンスはおよそ28gなので、100gで考えると約460kcalはあるということなのでしょう。
ただし、一回当たりで食べる量は5gから6gと言われておりますので、そこまでカロリーや糖質にこだわる必要はありません。
低カロリーとは言えませんが、大量に食べるわけではないので気にならないレベルとなっております。
食べ過ぎには注意?
注意点はカフェインの量です。
食べ過ぎてしまうと、カフェインの大量摂取につながりますので、夜眠れなくなってしまう恐れがあります。
カフェイン以外に脂質の大量摂取にもつながりますし、カロリーオーバーの原因にもなってしまいますので、1日1オンスは守りましょう。
食べれば食べるだけ痩せるという代物でもないので、大量摂取する理由はないのです。
ダイエットのためにカカオニブを摂取しているという方は、ダイエット面でもマイナス要素が発生する大量摂取こそ避けるべきと考えましょう。
繰り返しになりますが、食べれば痩せるという代物ではありません。
最後に
以上、いかがだったでしょうか。
今回はカカオニブについて紹介し、ダイエット効果などもまとめ記載しました。
カカオニブの効果は栄養素的には間違いなく本物ではありますが、はっきり言ってそのまま食べるのはキッツいです。
筆者も食べたことがありますが、この苦みと渋みを受け入れられる人は少ないと感じるレベルでした。
これがこのカカオニブの弱点となっております。
ダイエットに使うという人は何とかこの味をごまかす努力が必要になります。
コメント