ダイエット効果のある海藻食品やフコキサンチンの含有量など
わかめや昆布といった海藻は日本の食卓ではおなじみですがダイエット効果もあるので活用する方も多いです。
しかし実際に痩せた口コミを実際に目の当たりにしてみないと効果について納得できないかと思います。
そしてわかめスープなど、どのようなレシピが効果的なのかといったことも知りたいところかと思います。
そこで、今回は海藻類を使ったダイエットについて触れさせていただきます。
海藻のダイエット効果は?
そもそも海藻類にダイエット効果があるのかを確認できなければ、ダイエットのために用いるという発想にはなりません。
そこからまずは確認して行きましょう。
まず、海藻は水溶性食物繊維が非常に多いので海藻を食べると胃の中で水分を吸収してゲル状になります。
その結果満腹感を得やすくなるのです。
つまり、海藻を食事の最初に食べるようにすると食事の量が抑えられるようになるのでダイエットに繋がりやすいということです。
また、現代人は不溶性食物繊維は足りているが水溶性食物繊維は不足している傾向にあるので、食物繊維のバランスが整って便秘解消に繋がるという利点もあります。
そして、海藻の水溶性食物繊維に含まれているフコイダンには血糖値の上昇を抑える作用があるので太りにくくしてくれますし、脂肪分解酵素の働きも抑えてくれるようになるので中性脂肪も増えにくくしてくれます。
他にも、魚によく含まれているEPAやDHAが海藻に含まれているのでこれらの成分が褐色脂肪細胞を活性化させて体脂肪燃焼効率を上昇させてくれるという作用があります。
また、わかめや昆布などの褐藻類にはフコキサンチンというカロテノイド色素が含まれており、この成分が白色脂肪細胞に作用して脂肪燃焼効果の上昇をもたらすというお話があります。
要するに、海藻類には脂肪燃焼効果を上昇させて脂肪をためにくくする作用があると言うことです。
痩せた口コミは?
問題はこの海藻類を使ったダイエットを実行した人がどれだけいるのか、そして実行者が声を上げているのかどうかです。
あまり有名ではないダイエットは口コミや書き込みが少ないので評判を探すのも大変になります。
探してみたところ、そこまで有名なダイエットではないようで、少ししか書き込みは見つかりませんでした。
その中でも成功したという口コミは「白米をわかめに置き換えたら4kg痩せた」といったものもありましたので、やり方次第で効果は出るのでしょう。
便秘が治ったという評価もありましたので、ダイエット効果が実感できていない方にも好評のようです。
しかし、「何の効果も感じられなかった」という声もありましたので、失敗者もやはりいるダイエットとなっております。
海藻を使ったダイエット向けレシピ3選
最後に海藻を使ったダイエットレシピを3つほど紹介いたします。
代表的なわかめスープも紹介いたしますので参考にしてください。
①超簡単~わかめスープ
(出典:楽天レシピ https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1040004885/)
【材 料】(2人分)
カットわかめ5g、コンソメ1個、塩・胡麻油少々、炒り胡麻適量、水400cc
【作り方】
小鍋に水とコンソメを入れ煮立たせ、塩で味を整え、カットわかめを手で揉んで少し細かくし加え、ひと煮たちしたら火を止め、胡麻油をたらし、胡麻をふる。
非常にメジャーなわかめスープのレシピです。
海藻をあっさりと食したいというときには非常にお勧めできるレシピであり、時間が無く食欲がわかない朝食でも安心して食べられます。
②ヘルシー!ダイエットにも☆鶏ささみ・セロリ・わかめの柚子胡椒マリネ
(出典:レシピブログ http://www.recipe-blog.jp/profile/3858/blog/15113637)
【材料】(2人分)
○セロリ…1/2本(茎部分)、○わかめ…30g、○鶏ささみ…1本、◎オリーブオイル、酢…小さじ1ずつ、◎ハウス粗切り柚子こしょう…小さじ1、◎しょうゆ…小さじ1/2、◎塩…少々
【作り方】
①鍋に鶏ささみを入れて、酒大さじ1くらいを入れて水をひたひたくらいまで加える。蓋をして火にかけ、沸騰したら弱火にして1分、裏返して1分弱。火を止め、蒸し汁につけたまま冷ます。冷めたらささみを手で裂いておく。
②セロリの筋を取り、小さく切る。わかめを食べやすく切る。
③ボウルに◎◎を入れ、①②の水けを拭いて加えて和える。しばらく置いて味をなじませて出来上がり。
ゆず胡椒を使ったヘルシーマリネで非常にシンプルです。
サラダやスープに飽きてしまったという方におすすめのレシピなので、お試しください。
③食べて痩せる最強ダイエットスープ!(バージョン1)
(出典:楽天レシピ https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1740005136/)
【材 料】(10人分)
キャベツ1、玉ねぎ1、大根1、カットわかめ適量、ほんだし適量、塩適量、醤油適量、みりん適量
【作り方】
1.大根は3ミリ程度のいちょう切り。玉ねぎは太千切り。キャベツも太千切り。まずは材料が入るだけの大鍋に切った野菜だけを入れて、その後お水を入れる。その後ほんだしを入れ火に掛けあく取り。
2.みりん、塩、醤油等で、お好みの和風スープを作る。めんつゆがあれば簡単。塩分過多になる恐れが有るので、薄味をお薦めします。
3.どんぶりに具だくさんのキャベツスープを入れてカットわかめを散らして完成。
4.食べ方。まずスープを全て完食してからお好きなおかずを食べて下さい。自宅で食事をする際、毎回食事の最初に召し上がって下さい。満腹感を得た後にお好きなおかずを食べて下さい。
一昔前に大騒ぎになったダイエットスープと似たように利用できる特殊なスープです。
とにかく具だくさんなので、炭水化物を自重したいという方におすすめのレシピです。
海藻をダイエットに活用する方法は?
このように色々とダイエット向けの効果がある海藻類ですが、具体的にはどのような使い方をするのが理想なのでしょうか。
基本的に海藻だけで置き換えダイエットにはなりませんので、食事と一緒に摂取するのが基本となりますが、先ほど説明した食物繊維の力を発揮させるためには食前や食べる順番を早めて食べるのが良いでしょう。
特に、食前に食べればそれだけ食事の量を抑えやすくなりますし、血糖値の上昇を抑え脂質を吸収しにくくなる性質が出やすくなるとのことなので、海藻類を最大限利用するには先に食べるようにしてください。
また、海藻類を使ったサラダなんかは料理のかさ増しに使えますので炭水化物を減らして海藻類を増やすこともある程度はできます。
海藻類は加熱にも強いですし食べ方は無限大です。
海藻の具体的な食品について
ダイエットに活用できる食品は海藻類であれば問題ないという声が多いです。
具体的にはわかめ・昆布・もずく・ひじき・アカモクという皆さんにとって当たり前のように食べられているものでも問題ないですし、おやつとして売られているようなわかめや昆布でも問題ないという意見もあります。
あくまで、海藻類の力で痩せられるので種類の限定はないと考えて良いでしょう。
食べ過ぎは控えるべき?適正な摂取量は?
海藻は食べ過ぎるとヨウ素の過剰摂取による悪影響が出る危険性があります。
もちろん、このヨウ素は甲状腺ホルモンの構成成分となりますので非常に有用なものなのです。
しかし、摂取しすぎると甲状腺機能低下症になる恐れがあるのです。
この上限は「日本人の食事摂取基準2015年版」によると18歳以上は男女ともに3000μg/日となっておりますので、この量を意識するのが一番でしょう。
刻み昆布は100g中に230000μgも含まれておりますし、ひじきも45000μgも含まれておりますので、大量摂取は危険であることがこの含有量からもわかるでしょう。
よく食べられるわかめもだいたい8500μgですし、昆布だしにも5400μgほど含まれていると言われております。
ただの乾燥わかめでも約2000μgとなりますので、食べ過ぎると危険であることがわかります。
フコキサンチンの含有量は?
海藻由来の成分で最近になって注目度が上昇しているフコキサンチンですが、食用として一般的なワカメやコンブを調査したとある数値では乾燥藻体当たりでそれぞれ0.5~1.0 mg/gという値が出たようです。
これは100g食べたら50~100mgの摂取となるということです。
フコキサンチンは栄養素のエネルギーを熱に変えるUCP1という脱共役タンパクを発現させる作用があるので注目されているようですが、これからもっと新たな作用が発見されればより多くの方から注目されていくことになります。
海藻ポリフェノールサプリはダイエットに効果的?
このようにいろんな効果がある海藻はサプリメント業界からも注目されており、海藻の良い部分を抜き取ったサプリメントも非常に多く存在します。
この海藻ポリフェノールサプリというのは中性脂肪の増加を抑え込んで体重増加を抑制する効果があると言われております。
つまり、ダイエット系のサプリというよりは太らないことを目的としたサプリメントといった方が良いかもしれません。
脂肪分の多い食事が多いという方にはプラスの効果があると言えるかもしれませんが、だからと言って過信してサプリを摂っているから多くてOKと考えるのは禁物です。
海藻のダイエットへの活用方法につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
byBirth 海藻「先食べ」ダイエット!食物繊維の”食べる順”で健康的に痩せる!
最後に
以上、いかがだったでしょうか。
今回は海藻類を利用したダイエットについて説明いたしました。
海藻類のダイエット効果は十分あると言えますが、食べ過ぎた場合にヨウ素による副作用がかなり危険なものがありますので摂取量には注意する必要があります。
どの程度のヨウ素が含まれているのかは必ず成分表で確認してください。
ただし、痩せるペースはそこまで速くはないのでペースを速めたいのなら食事制限や運動をすることを意識しましょう。
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