茶粥のダイエット効果とやり方や注意点とレシピ
茶粥ダイエットはなかなか特徴のあるダイエットで方法やその効果がどのようなものなのか注目されつつあります。
気になる方にとっては茶粥の基本的な作り方や色々なレシピ、そしてもたらされる効果効能といしてどのようなものかなど興味があるとでしょう。
本記事では茶粥ダイエットの方法や効果および作り方を中心にお伝えしたいと思います。
茶粥ダイエットとは?
茶粥ダイエットとはお茶で作ったお粥を食べるダイエットです。
通常は水をご飯に入れて煮立せることでお粥にしますが、お茶を使って特殊なお粥にすることがポイントのようです。
馴染みが無い人がほとんどでしょうが奈良県や和歌山県といった近畿地方の一部では昔から取り入れられてきたお粥だったようで、当たり前という認識だったみたいです。
ところが、ダイエット効果があるという噂が広まったことで、どのようにやればいいのかといった情報も広まって全国レベルで有名になりつつあります。
カロリーだけで比較すると、100g換算では白米は約170kcal、お粥7分炊きなら75kcal、ほうじ茶の茶粥なら69kcalとなります。
糖質を調べてみると白米は100gで36.7g、白粥は15.7g、茶粥は15gくらいです。
何れも白粥とは大きく変わらない感じです。
茶粥のダイエット効果
茶粥は基本的にお粥に近い性質があるので似たような効果が発揮されます。
たとえば、温かい食べ物に該当するので冷たい物を摂取するよりは体を温めやすいですしそれだけ基礎代謝が向上しやすくなるという作用があるでしょう。
熱い茶粥は一気に食べるということができないので、強制的に時間がかかってしまいそれだけ食べ過ぎていない時点で満腹感が得やすいという効果もあります。
また、カフェインが含まれているお茶でしたら脂肪分解効果も期待できますし血行促進によって代謝が向上する作用も期待できます。
カテキンによるコレステロールの上昇を抑える作用も考えられますので、通常のお粥よりはダイエット向けになってくれるでしょう。
食物繊維が多く含まれているごぼう茶なんかを使うと便秘解消効果や脂肪吸収を緩やかにする効果が期待できるでしょう。
ゆっくり食べることで満腹感を得やすいのですが、食物繊維が胃の中で膨らみさらに満腹感を得る作用もあるのでかなり強く満腹感を得られるのではないかと思います。
茶粥ダイエットの方法
やり方はいくつか考えられます。
一つはいつも食べるパンや白米といった主食をこの茶粥に置き換えて摂取カロリーを削るというやり方です。
熱いことによる、ゆっくり食べることでの食べる量の抑制や水分が多いことで、低いカロリーで満腹感を得やすいことで結果的に食事の摂取量を減らすことができることを目的としています。
ただ、期待される効果を得られるかどうかは個人差があるので、過度に期待しない方が良いかもしれません。
より効果を確実に実感したい方向けのダイエット法は3食中1食を完全に茶粥のみに置き換えるというやり方です。
栄養不足になるので避けた方がいいという声もありますが、胃腸を激しく使い過ぎない方が健康面ではプラスになりますので、他の食事でバランスよく栄養を摂れば、1食だけなら大丈夫でしょう。
特にしっかり夕食を食べられている方はこの夕飯だけを茶粥にすると効果は出やすいでしょう。
夕飯後はそんなにエネルギーは必要ないので、茶粥のみでも問題ないのです。
茶粥の作り方
茶粥ダイエットで用いられるお茶によって効果が変わってきますので、お好みという部分も大きいのですが、基本はほうじ茶や番茶を使うようです。
ほうじ茶や番茶のティーパックを用意して鍋に水と一緒に入れて煮出し、お米を入れて弱火で30分程度煮込むだけです。
ただし、かき混ぜるのはNGですし、塩を入れるタイミングは火を消す直前となります。
お茶はほうじ茶や番茶が一般的ですが、あくまでも一般的というだけで何を使っても良さそうです。
緑茶や玄米茶など自分にとって合う味を探しましょう。
食物繊維狙いのごぼう茶なかも良いでしょう。
いつも同じ味だと飽きる可能性があるので、何種類か味を用意しておいた方がいいかもしれません。
茶粥ダイエットの注意点は?
一般的なお話になりますが、ダイエットは摂取カロリーを減らして消費カロリーを増やすのが基本です。
しかも、脂肪を減らしたいという考え方がある人はいくら摂取カロリーを減らしたところでなかなか達成できないでしょう。
摂取カロリーを減らすことで起こるのは無駄な脂肪は付きにくくなるとは思いますが、筋肉の減少に繋がるケースが多いので、それを防ぐためにどうしても筋トレやタンパク質の摂取は必要になります。
また、摂取カロリーを減らすと言っても大幅に減らせるわけではないので即効性はかなり薄いです。
炭水化物を茶粥に変えることで1日200kcal程度削れたとしても、消費カロリーが元々少ない人にはそこまで効果は出ないでしょう。
効果が感じられない方は意識して食事制限に加え運動を追加しないといけません。
茶粥のダイエット向けレシピ3選
それでは具体的に茶粥ダイエットに使えそうなレシピを紹介いたします。
茶粥はいろんなお茶を使えますので意外とバリエーションは豊富になりやすいです。
お茶を変えただけでも味は変わりますので、いくつか用意しておくといいでしょう。
とっても簡単♪冷やご飯で♡茶粥
【材料】(1人分)
冷やご飯100g、ほうじ茶(粉末)☆2本、水☆200cc、塩☆ふたつまみ、(梅干し、塩昆布、炒りごま
お好みで)
【作り方】
1.今回使った粉末ほうじ茶です。1本で湯のみ1杯分のほうじ茶が作れるタイプです。
2.冷やご飯は水でサッと洗って水気を切っておく。鍋に☆を入れて火にかけ沸騰したらご飯を入れて弱火で2~3分煮る。器に盛り、お好みで塩昆布や梅干し、胡麻を加えてどうぞ
いわゆるほうじ茶で作られた一般的な茶粥です。
基本となるレシピですので、最初に参考にしてもらいたいレシピとなっております。
このページの解説にもあるようにお好みで塩昆布や梅干しや胡麻を加えるとのことなので色々と試してみましょう。
出典:楽天レシピ https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1160011981/
麦茶で♪簡単茶粥!
【作り方】(4人分で)
①お鍋に、ご飯(500g)、麦茶(4カップ)、梅干しの赤紫蘇(適量)を入れて強火にかけ、煮立ったら5分くらい弱火でことこと。
②お好みでお塩をぱらり。
一般的によく使われるお茶の麦茶で作ったケースです。
梅干しの赤紫蘇を使ってはいますがお茶を麦茶に変えただけでほとんど作り方は変わりません。
麦茶による香りがするのでまた違った風味を味わえるでしょう。
出典:レシピブログ https://ameblo.jp/eagle0315mika/entry-12195213443.html
サツマイモの茶粥
【材料】
さつまいも 100g、お米 1/2カップ、ほうじ茶 800ml(ティーバッグ2+熱湯800ml)、黒ゴマ 大さじ1、塩・少々、おろし土ショウガ 少々
【作り方】
1.さつまいもはひとくち大にカットして、水にさらしてアクを抜く。
2.熱湯にティーバッグを入れてほうじ茶を作り、冷ましておく。
3.お米を洗って鍋に入れ、1、2も入れて強火で加熱する。
4.お米がおどってきたら弱火にし、蓋をして20分煮る。
5.水の量が1cm位になったら火を止めて5分蒸らし、塩、黒ゴマ、おろし土ショウガで味を調える。
ほうじ茶、ごはん、サツマイモで茶粥を作って、生姜などをくわえたレシピとなります。
ほうじ茶の味にさつまいもによる甘みが加わることで、人によっては絶妙の味になるかもです。
出典:レシピブログ https://ameblo.jp/eagle0315mika/entry-12195213443.html
茶粥の効能
茶粥の効能としては、お米に十分な水分が含まれているので、大腸まで水分が到達し、吸収されます。
水分が補充できれば、お通じが良くなることが期待できます。
あと注意点はお粥は消化に良いという話が一般的ですが、逆に噛まなくなるので、消化に悪いという話もあります。
茶粥と言えどもよく噛んで食べることで内臓負担を減らすことができます。
胃腸が疲れると栄養が吸収されにくくなり、必要な栄養素が体全部に行き渡らなくなって、肌荒れといったトラブルが出やすくなるというお話もあります。
茶粥をよく噛んで食べ、胃腸の負担を減らすことで、このようなトラブルを解消させることが期待できます。
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
本記事では茶粥ダイエットについてお伝え致しました。
茶粥そのものにはそこまで強いダイエット効果はないように思います。
本気で痩せたいという方は1食まるごと茶粥に置き換えて摂取カロリーを減らし、消費カロリーを増やすために筋トレや有酸素運動を実行するのが良いでしょう。
ただし、野菜不足やタンパク質不足になりやすいという欠点もありますので、不足している栄養素は他の食事で摂ったり、サプリメントやプロテインなどを使って補うことも考えましょう。
置き換え系ダイエットは栄養不足になりがちですが、不足したままの放置は絶対に良くありませんので、何が足りていないのかをしっかりと把握してください。
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