ギャバチョコレートの副作用とダイエット効果!食べ過ぎは太る?
gabaは一昔前から色々と騒がれるようになりましたが、ダイエット効果もあると言われており活用の幅が広がっております。
サプリやチョコレートのgabaも存在しておりますが、摂取量による副作用について心配する声も出ているようです。
gabaの人気の背景の一つに認知機能の改善に効果が期待されるというものがあるのですが、脳に良くダイエットにも効果的となると、かなり興味をそそられるかもしれません。
本記事ではgabaのダイエット効果や摂取量および摂取方法を中心にお伝えしたいと思います。
gabaとは?
10年くらい前からCMや雑誌で「GABA」という言葉が出てくるようになりました。
なかなかにインパクトがあるCMも多かったので、この「GABA」という存在を知っている人は多いでしょう。
しかし、実際にこの「GABA」がどのような存在なのかを知っている人は少ないのが実状です。
知名度は上がったのでCM的には成功でしょうが、肝心の効果が伝わりきれていないのはもったいない気がします。
このGABAとは「Gamma-Amino Butyric Acid」の略称であり日本語にすると「ガンマ-アミノ酪酸」となります。
つまり、アミノ酸の一種なのです。
ただしタンパク質を構成する私たちがよく知るアミノ酸とは違って、こちらは哺乳類の脳の神経伝達物質として働く成分となっております。
gabaの効果は?
アミノ酸の一種であり脳の神経伝達物質として働くGABAは抑制系の神経伝達物質としての役割があり、酸素供給量を増やす作用や脳内の血流を活発化させて脳細胞の代謝機能を高める作用があります。
この作用によってアルツハイマー型認知症の改善効果も期待されているのです。
このGABAは睡眠中に生成されるという性質がありますので、睡眠不足野方はGABAも不足気味になるでしょう。
また、このGABAはストレスや疲労をやわらげる作用がありますので、現代人は非常に多くのGABAを消費していると言われております。
脳の働きもスムーズにすることでイライラや不安を解消する力もあるのですが、ストレスや疲労の蓄積で急速消費されてしまいますので、体内の生成量だけでは追いつかないと考えられているのです。
ダイエット効果は?
GABAは現代人にとって役立つストレス低減効果や疲労回復効果がありますので、定期的に補給することも推奨されていますが、ダイエット効果も存在すると言われております。
これは色々と調べてみたのですが、どうやら溜まりきったストレスは脳の疲労に繋がり脳が疲労すると食行動の異常が発生して暴飲暴食が発生してしまうようになるので、GABAを摂取すればストレスを減らすことができるようになるので暴飲暴食が減ってダイエットに繋がるというものでした。
それ以外には、腎臓や肝臓と言った内臓の働きを活発にして消費エネルギー量を高める作用があり、血液中のコレステロールや中性脂肪も抑制できるようになり脂質代謝が向上するという情報もあります。
その結果、肥満になりにくい状態にしてくれるのでダイエット効果も出しやすくなるのでしょう。
GABAのダイエット効果は主にこの2点です。
摂り方はサプリ?チョコレート?
GABAの摂取方法の基本は食べ物やサプリメントになります。
最も多くのGABAが含まれているのは発芽玄米なのですが、白米と比べると味に癖があり万人受けしないという欠点があります。
このことを踏まえるとサプリメントやチョコレートやカカオから摂取するのが良いのではないでしょうか。
特にカカオは多くのGABAが含まれていますので、注目度がかなり上昇しましたし、「GABAチョコレート」といった商品も販売されるようになりました。
できる限り毎日摂取することになりますので、自分好みの摂取方法を選ぶと良いでしょう。
カロリーや飲むタイミングと適切な摂取量は?
ダイエットに使うというお話になった場合、摂取するタイミングやカロリーがどうなっているのかという話題に必ずなります。
しかし、カロリーについてはどのようなGABAが含まれている食品を選んだのかで大きく変わるので、一概には説明できません。
たとえば、江崎グリコのGABAミルクは一袋50gで283kcalほどありますので、100gにすると560kcalもあることになります。
ただし、GABAの目安摂取量は30~100mgなので、チョコレートの場合は10mgも食べれば十分でしょう。
目安摂取量と摂取予定の食べ物からカロリーを計算するしかありません。
また、摂取するタイミングについてなのですが、空腹時に摂取すると副作用が発生する危険性があるという一文を見つけましたので、食後の方が安全でしょう。
摂取のタイミングは具体的な指定はありませんので、お腹の中が空っぽの状態以外ならばいつでも良いと考えれば良いでしょう。
ちなみに、寝る30分前にGABAを摂取することで睡眠の質が向上したというデータも存在しますので、寝る前にサプリメントで摂取するのも良いのではないでしょうか。
ただし、チョコからの摂取になると寝る前の糖分摂取になってしまいますので、ダイエットということを考えるとあまりお勧めできません。
寝る前にはサプリメントを使って摂取するのが良いでしょう。
ギャバチョコレートの食べ過ぎは太る?
ストレスが溜まって食欲が増えるのを抑制するためにGABAを使うということがこのダイエットの主目的ではありますが、そのGABAがチョコレートからの摂取の場合、そのチョコレートのせいでむしろ太る可能性だってあります。
チョコレートは糖分やカロリーが高めの食品になってしまうので、どうしても大量摂取は体重増加に繋がりやすいのです。
健康目的で普段から糖分やカロリー摂取量が少なめの方ならば、多少多めのGABAチョコレートを食べたところでそこまで影響は多くないでしょうが、ダイエット目的でGABAチョコレートを利用する方はできるだけ摂取カロリーと糖質をコントロールしないと結果は出なくなります。
どうしてもある程度の量が食べたいという方は、発芽玄米や漬け物、お味噌汁といった主食やおかずになりそうなものを利用すると良いでしょう。
サプリメントというカロリーや糖質を気にする必要がないものも存在しますので、そちらを利用するのも有効な方法です。
副作用はあるの?
GABAは体内に存在する物質なので安全性は高く副作用はそれほど無いと言われておりますが、推奨量以上の量を毎日摂取し続けるといった生活を続けた場合は腹痛・手足の痒み・食欲減衰・胃腸障害といった副作用が出るようです。
ただし、これらは摂取量をオーバーしない限り滅多に出ない副作用なので、そこまで心配する必要は無いでしょう。
問題になるのはアルコールと一緒に摂取した場合、アルコール依存症を促進および発症させる恐れがある点です。
お酒を飲むと脳内で興奮成分のグルタミン酸の量が減って鎮静効果のあるGABAが増えます。
こうなると眠気が誘発されるようになるのです。
もちろん、アルコールの効果がなくなればGABAの量も元通りになりますが、できる限り早く元通りにしたい脳はアルコールの作用を利用しようと考えるようになってしまいます。
ところがアルコールとGABAをセットにして摂取するとアルコールが切れたときの反動も一気に大きくなるので、お酒を飲みたいという欲求が非常に強くなってしまいます。
最後に
以上、いかがだったでしょうか。
今回はGABAのダイエット効果や摂取量について記載いたしました。
サプリやチョコレートからGABAは簡単に摂取できるものではありますが、ダイエット効果を発揮させるためには結局摂取カロリーや糖質摂取量を減らす必要がありますので、ダイエット向けの努力が別途必要になってしまいます。
ストレスが緩和されることで暴飲暴食が無くなるのは事実ですが、それだけでは万人が劇的に体重の変化に繋がることはありませんので、ある程度は自助努力が必要になってしまうという認識はもって頂いた方が良いでしょう。
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