閉経後は体重増加し肥満に?運動・食事等によるダイエット法
閉経後はいろいろと体調にマイナス要素が出たりしますがダイエットにも影響を及ぼすと言われています。
今まで成功していたはずの方法でも効果が出なくなってしまったりします。
豆乳やサプリを活用することで、閉経前の状態に近づけられるという話もありますが、本当に効果はあるのでしょうか?
本記事では閉経後の有効なダイエット方法を中心にお伝えしたいと思います。
閉経後のダイエットを成功させる方法
それでは具体的に閉経後に役立つダイエット方法をまとめていきましょう。
閉経後というのはすでに50代や60代になっていますので、老化がそれなりに進んでおりダイエットの効率そのものが20代や30代と比べると良くないので、それを前提に考える必要があります。
①運動面
極論を言ってしまうと、消費カロリーが多い運動ならばどれでも効果的と言えるでしょう。
逆に言ってしまうと、消費カロリーが大きくない運動をちょこちょことやってもあまり効果がでにくいと考えた方が良いでしょう。
特に、閉経後の女性と限定した場合そこまで筋肉はないので、ハードな筋トレは出来ないでしょう。
そのため、継続しやすいウォーキング・踏み台昇降運動・フラフープ・エアロバイクなどが推奨されます。
水泳も効率が良いですが、高頻度で通うのは難しいかもしれません。
②食事面
こちらも考え方はそこまで大きく変わるわけではありません。
ただし、閉経を迎えている体は基礎代謝が低下して太りやすい状態にあると言うことを理解してください。
つまり、今までよりも糖質やカロリーを減らさないと太る可能性が高いと言うことです。
従いまして、低糖質・低カロリーの食材を中心にすることが有効となります。
最もシンプルなのが塩分を減らした和食になるでしょう。
特に、黒酢や納豆や玉ねぎあたりは血液もさらさらにしてくれるので、生活習慣病のことも考えて意識して摂取した方が良いです。
肉類は避けたい所ですが、鉄分の補給などを考えてレバーなどの摂取は好ましいでしょう。
③日常生活面
これは人それぞれの生活スタイルによりますが、更年期障害が辛く閉経による体の変化もキツイものがある人は、できる限り体を動かしたくないという考え方がかなり働くようになるので、わずか2、3年で筋肉がほとんど贅肉になる可能性があります。
筋肉が低下した体というのは活動しにくくなるので、体を動かすのが億劫になるのです。
そうなってさらに引きこもってしまうと太ってしまう可能性がかなり高まりますので、できる限り運動量を減らさないように意識して生活してください。
車で移動しなくても歩いて移動できる所ならば歩くとか、空いた時間はちょっとした運動にあてるなど、工夫が重要です。
閉経後のダイエットには豆乳が有効?
豆腐や豆乳を使ったダイエットはいろんな所から推奨されていますが、閉経後のダイエットでも推奨されることがあります。
豆乳から摂取できる大豆イソフラボンには女性ホルモンのエストロゲンに似たような作用をもたらしてくれるので、それだけ肌質の改善や女性らしさを取り戻せるようになりやすいと言われているのです。
エストロゲンが多く分泌されている時期ほど心身ともに体調が安定してダイエット効率が良くなるので、このエストロゲンと同じ作用をもたらしてくれるイソフラボンは効果的なようです。
ただし、この大豆イソフラボンをエストロゲンと同じ作用にするには、エクオールという成分として吸収させる必要があるのですが、このエクオールにすることが出来ない人が現代日本人には非常に多く、イソフラボンによるエストロゲンと同じ作用には期待しない方が良いという声も多いです。
大豆イソフラボンをエクオールにするには特殊な腸内細菌が必要なのですが、この細菌が子供のうちに大豆類を全く食べていない人ほど作れない体質になると言われています。
作れない体質の人は豆乳による更年期のダイエット効果もかなり薄れます。
そんな人は大豆イソフラボンに頼るのではなく、直接エクオールを摂取できるサプリメントに頼るという方法もあります。
サプリは有効?
これはもともと賛否両論があるのでなんとも言えません。
若い人たちでも「ダイエットに効果があります!」というサプリメントを購入してレビューで「ほとんど効果がなかった」とか「大変効果がありました」と良し悪し両方の意見が飛び交っている状態なのです。
つまり、サプリメントだから効果がないと切り捨てることは出来ないけれど、効果が出ない可能性はあるというのが答えとなってしまいます。
もともと、サプリメントは吸収効率が悪いという特徴があったのに、それがさらに太りやすい体質になって吸収効率が低下している閉経後になってしまった場合はさらに効果が出にくくなっていることでしょう。
ダイエットサプリメントは効果がないとは言いませんが、閉経後の女性ではあまり効果が出ない可能性が高いとは考えられます。
逆に食欲を抑制するためのレプチンなどの成分を摂取できるサプリメントや、女性ホルモンとして体内で働いてくれるエクオールといったサプリメントは効果が期待できるかもしれません。
なぜ閉経後は体重増加し肥満になりやすい?
男性も老化が進めば太りやすい体質になってしまいますが、女性の場合はこの老化に加えて大きな体の変化があります。
それが更年期と閉経です。
女性ホルモンが急激に減って更年期障害に悩まされる方もいて、その後に閉経するのですが、この閉経によって体質が著しく変わってしまうようになり、太りやすい状況になりやすくなります。
実際に閉経してしまう女性は50代くらいになるのですが、その年代は基礎代謝が低下していますし筋肉の量も減っているので消費カロリーが必然的に少なくなります。
そして閉経してしまうと女性ホルモンが一気に減少するので脂肪代謝が著しく低下してしまうのです。
要するに50代になると老化と閉経の影響で体質的にかなり代謝効率が低下するので太りやすい状態になると言うことです。
この変化は閉経後急激に訪れることもあるので、今までと同じような食生活をしているだけで太ってしまうこともしばしばあります。
閉経後に痩せ期ってあるの?
女性の場合は生理周期に合わせたホルモンの分泌量で、ダイエット効率がかなり変わってきますので、タイミングの調整も必須でした。
具体的にそのタイミングは生理が終わってから排卵がくるまでの1週間になります。
このタイミングが最も代謝効率が良いので痩せやすいのです。
このように痩せる時期というのがあるのですが、閉経後はどうなるのでしょうか。
これらはちょっと情報を集めてきたのですが、存在しないようです。
生理周期ごとの痩せ期はないのです。
なので、痩せにくい体質に変えるために体を芯から温めたり、運動をしたりするなど基礎代謝を上げる努力が必須になります。
周期的に痩せ期がくる訳ではありませんので、自力で痩せやすい状況及び環境を整えるようにしましょう。
閉経後のダイエットにつきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
イソフラボン倶楽部 更年期お役立ち情報更年期・閉経後は痩せる
最後に
以上、いかがだったでしょうか。
今回は閉経後のダイエットについてまとめていきました。
閉経後の女性というのは率直に申し上げて太りやすいです。
これは多くの人にとって変えられない事実なので、受け止めるしかありません。
そこでしっかりと、自分は太りやすい状態になったと理解すれば、意識して摂取カロリーや糖質を減らすといった対応が可能となります。
若い頃と同じような体型を維持するためには、若い頃よりも多くの努力が必要になると考えて行動しましょう。
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