辛いものでダイエットする効果と下痢が起こる原因や対策
辛いものを食べると痩せるという話を聞いた方もいるかと思いますが、本当に痩せる効果はあるのでしょうか?
痩せるとしても下痢をするという話もあり、その場合何か対処法はあるのでしょうか?
下痢をするから痩せるなんていう話だとしたら歓迎しないですね。
辛いものを食べると体が熱くなり、脂肪が燃焼されているような気がしないでもないですが、実際の所はどうなのでしょうか?
本記事では辛いものダイエットは痩せる効果と下痢をするのかを中心にお伝えしたいと思います。
辛いものダイエットは痩せる?
辛いものを食べると体が熱くなり、汗が出てくるので、痩せそうな気がすると感じる方も多いかも知れません。
ただ、汗が出てもまた水分を補給すれば元に戻りますし、辛いものを摂ることで脂肪が燃焼されるわけではないので、本当に痩せるものなのでしょうか?
辛いものを食べると体が熱くなるということは、代謝が良くなっていることを意味します。
そして、辛い食べ物にはアドレナリンの分泌を促進し、交感神経の働きを活発にする働きもあります。
アドレナリンがたくさん出ると、脂肪を消化する酵素「リパーゼ」の働きが活性化するため、高い脂肪燃焼効果が期待できます。
つまり体温が上がり、脂肪が燃焼しやすい状態になるので、この時に有酸素運動を行うと、普段より効率よく脂肪を燃焼することができるようになります。
こういった点から、「辛いものを食べると痩せる」というよりも「痩せやすい状態が作られる」と言えます。
「痩せやすい状態が作られる」というのはダイエット効果の有無で考えた場合「有」と言えます。
下痢をすることもある?原因は?
結論から申し上げますと、下痢をすることもあります。
香辛料を摂りすぎると、胃腸に強い刺激が加わったりします。
例えば、香辛料の一つである唐辛子に含まれるカプサイシンという辛味成分は、交感神経を強く働かせます。
すると腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)が活発に行われます。
蠕動運動は、消化した食べ物を移動させ、大便の排泄を促してくれる大切な働きなのですが、活発に働き過ぎると、下痢を引き起こしてしまうことがあるのです。
更にそれだけではなく、カプサイシンの刺激によって胃腸にダメージが加わる場合もあります。
香辛料は元々は肉類を主食とする外国で、腐敗を防ぐ為に使われてきた背景があり、農耕民族であった日本人の体はこの刺激に慣れていないと言われています。
ですので、香辛料を使う場合は控えめにするのが無難かもしれません。
下痢への対処法について
下痢が起こってしまった時の対処法としては、まずはお腹を温めることです。
そして、トイレが終わった後に常温か少し温かいお湯を1杯、ゆっくり飲みましょう。
冷たい飲み物は厳禁です。
その後は理想は横になって、ゆっくりすることです。
そして、また下痢が起こったら、その分水分を摂りましょう。
脱水状態になり兼ねませんので、しっかりと水分摂取を行ってください。
下痢が続くようでしたら、スポーツドリンクもおすすめです。
下痢で電解質も失われてしまいますので、その補給になります。
この場合も常温か少し温めて飲みましょう。
夕食時間になり、まだお腹の調子が良くない場合は、温かいお粥や野菜スープなどを摂ると良いでしょう。
最後に
辛いものを摂取すると、脂肪を消化する酵素である「リパーゼ」の働きが活性化したり、体が熱くなって代謝が上がったりするので、体の脂肪が燃焼しやすい状態になります。
この状態で、有酸素運動を行うと効率的に脂肪を燃やせるので、ダイエットに有効と言えます。
ただ、辛い物を摂りすぎると、下痢をすることがあるので、過剰摂取を控えるよう心がける必要があります。
万が一、下痢を起こしてしまった場合は安静にして、常温か温かいお湯を1杯飲みましょう。
そして下痢が続くようでしたら、脱水状態にならないように、その後もしっかり水分を補給しましょう。
この場合、電解質の補給も必要になってきますので、スポーツドリンクなどはおすすめです。
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